楽天トラベル

宿・航空券・ツアー予約

楽天トラベルトップ > 地域別旅行ガイド・山陽・山陰 > ちょっとディープな、島根の伝説を旅する

ちょっとディープな、島根の伝説を旅するちょっとディープな、島根の伝説を旅する 加賀の潜戸 月照寺 揖夜神社 黄泉比良坂 岩坂綾墓参考地 斐伊川

ちょっとディープな、島根の伝説を旅する

島根は、日本神話・伝説が数多くのこるエリア。
今世まで語り継がれるのは、きっとそこにミステリアスな秘事があるから。
改めて日本の奥深い所に目を向けてみると、興味深い発見があるかもしれません。

イザナギとイザナミが、年に1度の再会を果たす祭りがここに!

揖夜神社(いやじんじゃ)

揖夜神社
  • 揖夜神社
  • 揖夜神社
  • 揖夜神社
  • 揖夜神社

毎年8/28に揖夜神社で開催される「穂掛祭」と「一ッ石神幸祭」。これは豊作・豊漁・海の安全・健康祈願の祭りであるが、じつはイザナミとイザナギの年に1度の再会の儀式でもある。
穂掛祭にて、その年の収穫物をお供えする儀式が執り行われ、その後、揖夜神社の主神・イザナミにお出ましを請うて神輿に宿し、中海の沖にある一ッ石へ神船で向かう。イザナギもこの一ッ石に訪れるとされ、ここでイザナミとの再会を果たすのだ。その後、悲しいかな直ぐに揖夜神社へ引き返すのだが、まるで七夕の牽牛と織姫のような喜哀の地元伝説である。

日本神話で一番始めに登場する2人の神・イザナギとイザナミ。その女神・イザナミを祀る揖夜神社は、日本書紀にその名が記され、黄泉がえり神話の聖地として知られる。広い境内には吹き抜けのよい拝殿と、その奥に、女神が祀られているためか、荘厳でありながらも不思議な優しさを与える大社造の本殿。心が穏やかになるような空気が漂っている。

住所:松江市東出雲町揖屋2229
TEL:0852-52-6888(揖夜神社社務所)
駐車場:揖夜神社無料駐車場あり

line

このページの先頭へ

あの世とこの世の境界線がここに・・・

黄泉比良坂(よもつひらさか)

黄泉比良坂
  • 黄泉比良坂
  • 黄泉比良坂
  • 黄泉比良坂
  • 黄泉比良坂

先立たれたイザナミに再び逢いたいと、イザナギは黄泉の国へ足を踏み入れる。死者の国のイザナミは、黄泉の国の神に相談するのでそれまで私の姿を見ずに待って欲しいと言うが、いつまで経っても返事がない。しびれを切らしたイザナギが見たイザナミの姿は、腐敗し蛆のわく、ふた目と見られないひどい姿…!恐ろしくなったイザナギは必死に逃げるが、姿を見られたイザナミは激怒し、醜女を使って追わせる。イザナギは醜女からうまく逃れるが、最終的にイザナミが追ってくる。イザナギは千引の岩で道を塞ぎ、あの世とこの世を閉じてしまった。

あの世への入り口とされる場所が存在することに驚く。入り口にはしめ縄がはられ、右手には沼、石碑、そして奥に巨大な千引石。この巨石のそばには、イザナギが醜女から逃れるために使った筍が群生する林や、山桃の樹も。鬱蒼とし、背筋が寒くなるような感じすらするこの場所に、平日にも関わらずちらほらと観光客が訪れていた。話をさせて頂いた方の中にはお清めの荒塩を携えていた方も。

住所:東出雲町揖屋2388-3
TEL:0852-55-5840(松江市東出雲支所地域振興課)
駐車場:無料駐車場あり(大型車両進入不可)

line

このページの先頭へ

イザナミが埋葬されている?宮内庁が管理する秘密の陵墓

岩坂綾墓参考地(いわさかりょうぼさんこうち)

岩坂綾墓参考地
  • 岩坂綾墓参考地
  • 岩坂綾墓参考地
  • 岩坂綾墓参考地
  • 岩坂綾墓参考地

国産みの女神・イザナミが葬られているとされる陵墓(陵墓とは天皇家の墓のこと)。全国にはイザナミの墓と呼ばれる場所がいくつかあるが、明治33年に宮内庁が陵墓伝説地と指定し、一般の立ち入りを一切禁じ、現在も宮内庁が管理している。
陵墓は10m程のこんもりとした小さな山で、古墳を彷彿させる。東側に向かえばイザナギ伝説が残る「劔神社」、そこから直線上には、あの世とこの世の境と言われる「黄泉比良坂」が。一直線に並んだこれらのスポット、やはりなにか重大な秘密が…?と好奇心を抱かずにはいられない。

国道432号線沿いに立地しているが、カーナビにもなかなか出てこないため、うっかりすると通り過ぎてしまう。注意しながら訪れてみよう。
蝉と野鳥の啼き声がひびく鬱蒼とした陵墓。鍵がかけられ、一般人は中に入ることは出来ない。この地に眠るイザナミの秘密、いつか公開される事を期待したい。

住所:松江市八雲町日吉
TEL:075-541-2331(宮内庁書陵部月輪陵墓監区事務所)
駐車場:なし

line

このページの先頭へ

大亀伝説が残る、松平家菩提寺

月照寺(げっしょうじ)

月照寺
  • 月照寺
  • 月照寺
  • 月照寺
  • 月照寺

松江をおさめた松平家藩主の菩提寺・月照寺には、巨大な亀の石碑が置かれており、様々な伝説が語り継がれている。この大亀が夜中になると這い出して、月照寺内の蓮池を泳ぐという話や、毎夜松江の城下町に降り立っては悪さを働いた、という話など。
この大亀の振る舞いを止めるには、亀の首を斬らねばならなかったという話で、大亀の首には確かに切断された跡がある。はたして真実はいかに…?
またこの大亀の頭をなでると長生きをするという言い伝えもあり、訪れた際には試してみてはいかがだろうか。

徳川家康の孫にあたる松平直政公が、生母・月照院の霊牌を安置する為に建てた月照寺。以後9代に渡って松平藩主の供養塔が建てられる。各廟門にはそれぞれの藩主の人柄を表した物が彫られ、微笑ましいものも。「山陰のあじさい寺」とも呼ばれ、6月に約3万本ものあじさいが所狭しと咲きほこる。美しい庭園を眺めながらのお抹茶もオススメ。

住所:松江市外中原町179
TEL:0852-21-6056
駐車場:月照寺無料駐車場あり

このページの先頭へ

賽の河原、海上の洞窟など、伝説の残るスポットを遊覧船で

加賀の潜戸(かかのくけど)

加賀の潜戸
  • 加賀の潜戸
  • 加賀の潜戸
  • 加賀の潜戸
  • 加賀の潜戸

ここには「新潜戸」と「旧潜戸」があり、それぞれに伝説が伝わる。新潜戸の伝説は、大神誕生の時、キサカヒメノミコトが金の弓矢で暗窟を射抜くと、洞内が光り輝き、穴があいた。「ああ、かかやけり(輝けり)」とキサカヒメノミコトが申され、それが「かか」の地名の由来となったという。
また旧潜戸の伝説は、10歳にも満たない幼子が賽の河原の石を集めては塔を積み上げていると、片っ端から鬼に崩されてしまう。そこにお地蔵様が現れ鬼を追い払い、幼き亡者を助けるという話。朝日の昇らぬうちに河原へ行くと、崩れた塔は積みなおされ、夜の間に石を積んだ子どもの足あとが片足のみ点々と残っているとか。朝日が昇るとその足あとはいつしか消えてなくなっている、という話だ。

潜戸遊覧船コースは、新・旧潜戸をはじめ、伝説の残る島々を巡る。美しい海、奇岩などの景勝を楽しみながら、約50分の遊覧を満喫しよう。料金は大人1,500円、小人700円。天候により運休もあるので、事前問合せを。

住所:松江市島根町加賀6120-14
TEL:0852-85-9111
駐車場:無料駐車場あり

line

このページの先頭へ

ヤマタノオロチの正体は、巨大な川だった!?

斐伊川(ひいがわ)

斐伊川
  • 斐伊川
  • 斐伊川
  • 斐伊川
  • 斐伊川

スサノオノミコトが奥出雲の鳥髪という地に降り立つと、クシナダヒメという美しい娘と老夫婦が泣いていた。事情を尋ねると、これまでにヤマタノオロチに姉妹を生贄にささげてきたが、とうとうクシナダヒメまで生贄に出さなければならないという。スサノオはヒメを嫁にもらうことを条件とし、ヤマタノオロチを退治する約束をする。
ヤマタノオロチの容貌は1つの胴体に八つの頭を持ち、眼は赤く、胴体には苔、杉、桧がはびこり、腹にはいつも血が滲んでいた、と伝わる。スサノオは見事な戦略でヤマタノオロチの退治に成功する。

斐伊川のうねりを見ると、他の河川とは大きく異なることに驚く。巨大な川の中には、いくつもの中州があり、その形状・流れはなるほど大蛇を彷彿させる。ヤマタノオロチ伝説はあまたあるが、度々氾濫を起こし、昔は砂鉄の採石のため赤くにごっていたと言われる斐伊川。ヤマタノオロチの正体といわれれば、妙に納得してしまうような景観を呈している。

住所:出雲市大津町~斐川町併川 周辺

line

このページの先頭へ

宿泊予約・レンタカー予約はこちら

  • 島根県のホテル・宿
  • 島根のレンタカー会社

このページの先頭へ

このページの先頭へ