なぜ北海道の“うに”は美味しいのか?
それは、うにの主食である昆布や海藻に関係が。
うにが食する昆布の質が良いほど、うにの味も良い、とされており
「昆布の名産地=美味しいうにの名産地」と言われています。
昆布の一大産地である北海道。
うにが元気に育つ環境が整っている、という事が美味しさの理由のようです。
さて! 北海道のうにの美味しさの秘密が解けたところで
うにの旬をむかえる夏の北海道へ行ってみませんか?
ひとこと“うに”といっても、種類・味わい・料理方法も様々。
これまで味わったことのない、至極のうにに出会えるかもしれません。
※写真上がムラサキウニ、写真下がバフンウニ
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- キタムラサキウニ
- 北海道を代表するうに。棘が長く深い紫色。北海道では「ノナ」と呼ばれる事も。
【身の色】白色に近い淡い黄色で「白うに」とも呼ばれます。
【味わい】クセが少なく、甘味は強いながらもスッキリあっさりした味わい。
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- ムラサキウニ
- トゲが長く暗い紫色。キタムラサキウニより小ぶりと言われています。
【身の色】白色に近い淡い黄色で「白うに」とも呼ばれます。
【味わい】独特の磯の香り。淡白で上品な甘みがあります。
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- エゾバフンウニ
- 漁獲時期が限られ、国内のウニの中でも最高峰と言われています。
北海道では「ガンゼ」と呼ばれる事も。
【身の色】濃いオレンジ色。こちらも「赤うに」と呼ばれています。
【味わい】口に含むとコクがあり、非常に濃厚で甘みが強く、後味もしっかり。
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- バフンウニ
- エゾバフンウニと同様、トゲが短いのが特徴。エゾバフンウニより少し小ぶり。
【身の色】オレンジに近い濃い黄色で、「赤うに」と呼ばれることもあります。
【味わい】独特の香ばしさがあり、濃厚で甘みが強いと言われています。
アイヌ語のリー・シリ(高い島)を語源とする利尻島。ご存知のとおり「利尻昆布」の産地でもあります。また、北海道銘菓「白い恋人」のパッケージは、ここ利尻島にある利尻山がモチーフ。
利尻島では、6月上旬頃にムラサキウニが、6月中旬頃にバフンウニが出回ります。
高山植物の宝庫で「花の浮島」と呼ばれる礼文島。近年は船泊湾など島の北端を中心に野生のアザラシが生息しており、一年中観察することができます。
礼文島では、4月上旬頃にムラサキウニが、6月上旬頃にバフンウニが出回ります。
- ■飛行機をご利用の場合
札幌~利尻(約50分)
稚内~札幌(約50分)
稚内~東京(約1時間50分)
稚内~大阪(約2時間10分) - ■フェリーをご利用の場合
稚内~利尻(約1時間40分)
稚内~礼文(約1時間55分)
利尻~礼文(約40分)
天売島は、アイヌ語のテウレ(魚の背腸)を名前の由来とする、面積5.50平方キロメートルの小さな島。度々ドラマの舞台として登場。オロロン鳥やウトウ、ケイマフリなどの珍しい海鳥の繁殖地として、国の天然記念に認定されています。
焼尻島は、アイヌ語のエハンケ・シリ(近い島)あるいは、ヤンケ・シリ(水揚げする島)を名前の由来とする島で、こちらも面積5.21平方キロメートルの小さな島。島内には多くの自然が残り、道北というエリアにしては温暖な気候が特徴です。
両島ともエゾバフンウニ(8月~)、キタムラサキウニ(6月下旬~)が漁獲されます。
- 天売島と焼尻島へのアクセスはフェリーと高速船のみ。いずれも羽幌港フェリーターミナル(羽幌町)から出港します。
札幌~羽幌町(約3時間15分)
※羽幌町に到着後は、沿岸バス本社ターミナルとフェリーターミナルを結ぶ「羽幌港連絡バス」も運行中。フェリーの発着時間に合わせて運行します。 - ■フェリーをご利用の場合
羽幌港~天売島(約1時間45分)
羽幌港~焼尻島(約1時間)
■高速船をご利用の場合
羽幌港~天売島(約1時間)
羽幌港~焼尻島(約35分)
積丹は北海道西部に位置する半島で、アイヌ語のシャクコタン(夏の村)が地名の由来であると言われています。積丹半島開拓の歴史は古く、明治から昭和にかけてニシン漁の大漁場として発達しました。
ムラサキウニは6・7月、バフンウニは7月から旬をむかえます。
他にも、秋のサケ漁、冬季のタラ漁と、四季を通して魚介類が豊富に水揚げされます。
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■車をご利用の場合
新千歳空港(国道35号)→札幌(国道5号)→余市(国道229号)→積丹町(約2時間10分)
函館(国道5号)→余市(国道229号)→積丹町 - ■電車&バスをご利用の場合
札幌駅(快速利用で約35分)→小樽駅(バス利用で約1時間20分)→積丹町
■バスをご利用の場合
札幌(高速バス利用)→積丹町(約2時間20分)
アイヌ語のイワウナイ(硫黄の川)、またはイワナイ(山の川)などの名称の由来がある岩内エリア。
うに漁は6~8月の期間で行われ、主にバフンウニ、キタムラサキウニが漁獲されます。
「雷電温泉」や「朝日温泉」などの温泉もあるので、うにグルメと一緒に楽しんでみては?
- ■車をご利用の場合
新千歳空港(国道35号)→札幌(国道5号)→小樽→岩内町(約2時間20分)
小樽(羊蹄国道)→岩内町(約1時間13分) - ■バスをご利用の場合
札幌(中央バス高速岩内号利用)→積丹町(約2時間30分)
水深25mの透明度を誇る、美しい海がひろがる奥尻島。海水浴、ウィンドサーフィン、水上スキー、シーカヤックなど、マリンレジャーも盛んに行われています。また島西部では温泉が湧出しています。
奥尻では主にキタムラサキウニが漁獲されます。
- 奥尻島へのアクセス方法は、海と空からです。海からのアクセスは、フェリーが江差町とせたな町から運航しています。空からのアクセスは、函館空港から奥尻空港まで定期便が運航しています。
■飛行機をご利用の場合
函館~奥尻(HAC利用で約30分) - ■フェリーをご利用の場合
江差町~奥尻(約2時間10分)
せたな町~奥尻(約1時間10分)
かつて、松前藩の城下町として政治・経済・文化の中心地として栄えた街で、北海道では唯一の城下町を有します。歴史的文化遺産が多く残るエリアなので、歴史ファンにはおすすめ。
松前で主に漁獲されるうにはキタムラサキウニ。夏の期間は、まぐろ・真いか・つぶ貝なども旬をむかえます。
- ■電車&バスをご利用の場合
函館駅(道南いさりび鉄道で約1時間7分)→木古内駅(函館バスで約1時間30分)→松前 - ■バスをご利用の場合
函館(直通バスを利用で約3時間)→松前
世界自然遺産「知床」に代表される世界有数の自然に囲まれた町・羅臼。季節ごとにクジラ・イルカ・シャチ・オオワシ・トドなどの様々な野生動物が見られます。
羅臼の名前の由来はアイヌ語のラウシ(獣の骨のある所の意)から来ており、元々羅臼一帯はアイヌの狩猟地であったといわれています。
このエリアでは主にバフンウニが漁獲され、期間は1月~6月末ぐらいまで。
- ■車をご利用の場合
女満別空港~羅臼知床(根北峠経由で約2時間40分)
JR網走駅~羅臼知床(根北峠経由で約2時間)
中標津空港~羅臼知床(約70分)
釧路空港~羅臼知床(約3時間10分)
JR釧路駅~羅臼知床(約3時間10分) - ■バスをご利用の場合
中標津バスターミナル~羅臼(約1時間30分)
釧路駅前~羅臼(約3時間25分))
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- 【札幌(千歳)空港】
- 羽田~札幌(約1時間30
分)
関西~札幌(約1時間45分)
名古屋~札幌(約1時間30 分)
仙台~札幌 (約1時間10分)
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- 【稚内空港】
- 羽田~稚内(約1時間50分)
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- 【函館空港】
- 羽田~函館(約1時間20分)
伊丹~函館(約1時間35分)
名古屋~函館(約1時間30分)
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- 【女満別空港】
- 羽田~女満別(約1時間40分)
名古屋~女満別(約1時間55分)
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- 【根室中標津空港】
- 羽田~根室中標津(約1時間40分)
- ※掲載情報は2016年5月23日(月)時点の情報です。
- ※ページ内で紹介している情報は変更が生じる可能性がございます。あらかじめご了承ください。