札幌の味噌、函館の塩に対し、旭川といえば醤油ラーメン。豚骨ベースの深みあるスープにちぢれ麺を合わせるのがオーソドックスなスタイルです。スープを冷めにくくするため、表面に膜が張るほど脂を使うのも特徴的。人口比に対するラーメン店の数が全国屈指というラーメン天国でもあります。
伝統的な旭川ラーメンを狙う
らーめんや天金 四条店
正油ラーメンの具はとてもシンプル。それも伝統的な旭川ラーメンの特徴だ。
イクラごはんやチャーマヨごはんなどサイドメニューにはご飯ものも。
市内中心部の四条店のほか、あさひかわラーメン村にも姉妹店がある。
ラーメン激戦区の旭川で地元ファンの根強い支持を集める、人気店のひとつです。定番の正油ラーメンは、これぞクラシカルな旭川ラーメンと評判の味。とろ火で長時間煮出したスープと濃い目の醤油ダレ、表面に浮かぶ油膜、加水率の低いちぢれ麺など、長い歴史に磨かれた味を堪能できます。
らーめんや天金 四条店
TEL.0166-27-9525
住所：旭川市4条通9丁目1704-31
営業時間：11:00～20:00
定休日：火曜
料金：正油ラーメン700円、イクラごはん400円、チャーマヨごはん300円
アクセス：JR旭川駅より徒歩約10分
吟味した素材のハーモニーを楽しむ
元祖旭川らーめん一蔵 旭川本店
正油ラーメン。透明感のあるスープには良質な素材のエキスが凝縮する。
鮭ぶし正油ラーメン。鮭の旨みを引き出したオリジナルの一品。
ジャズが流れるモダンな店内は女性ひとりでも気軽に入れる雰囲気。
旭川では数少ない自家製麺で勝負するのがこちら。道産小麦100％の麺は、小麦本来の旨みを生かしたモチモチの食感が好評です。澄んでキレのあるスープに使う豚骨や数種類の野菜は、どれも選び抜いたもの。素材を徹底して吟味し、丁寧に作る一杯には、このお店のこだわりがたっぷりと詰まっています。
元祖旭川らーめん一蔵 旭川本店
TEL.0166-24-8887
住所：旭川市3条通7丁目 山田ビル1階
営業時間：11:00～翌4:00
定休日：不定
料金：正油らーめん700円、鮭ぶし正油らーめん900円
アクセス：JR旭川駅より徒歩約10分
北海道を代表する第4のラーメンとして近年知名度が上昇中。港町の釧路では、かつて岸壁にラーメン屋台がずらりと並ぶ風景が見られたそう。伝統のスタイルは、カツオダシのスープに細ちぢれ麺を合わせたあっさり味。近年はスープも麺も工夫を凝らして各店が味を競っています。
カツオダシが香る正統派の一杯
麺や 北町
正油ラーメンは魚介系と動物系のダブルスープ。自家製細ちぢれ麺も美味。
個性的なエゾシカタンタン。エゾシカ肉の肉みそをトッピングする。
カウンター席のほか、テーブル席と小上がりがある。
地場産の魚介や肉を使ったり、自家製麺は店で出すまで5日間もかけたり。そんなこだわり派の店主が作る正油ラーメンは、ど真ん中の釧路ラーメンを目指したもの。カツオが香るあっさり味で、食べ飽きないと評判です。エゾシカタンタンなど、独創的なアイデアでラーメンの可能性を広げるメニューにも注目！
麺や 北町
TEL.0154-51-1555
住所：釧路市鳥取大通7丁目5-12
営業時間：11:00～15:00、17:00～20:00
定休日：火曜
料金：正油ラーメン680円、エゾシカタンタン710円
アクセス：JR釧路駅よりタクシーで約15分
海の幸たっぷりの贅沢なラーメンも
魚一 らーめん工房
醤油ラーメンあっさり味。毎日でも食べられそう。
カキ魚醤ラーメンあっさり味。魚醤とカキの旨みが絶妙にマッチ。
レトロな市場の一角にある店。買い物ついでに立ち寄りたい。
昔ながらの釧路ラーメンを忠実に再現したのが、定番メニューの醤油ラーメンあっさり味。シンプルで素朴な味わいが、地元の人にはたまりません。店主は独自メニューの開発にも積極的。自家製の魚醤をスープに加え、カキをたっぷりのせたラーメンは、これぞ贅を極めた一杯と評判です。
魚一（うおっち） らーめん工房
TEL.0154-23-4541
住所：釧路市幸町13-1 くしろ丹頂市場内
営業時間：9:00～16:30（スープがなくなり次第終了）
定休日：日曜
料金：醤油ラーメンあっさり味650円、カキ魚醤ラーメンあっさり味1,470円
アクセス：JR釧路駅より徒歩約7分
釧路ラーメン＆旭川ラーメンMAP
※掲載情報は2016年2月9日（火）時点の情報です。
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