●小樽運河の夜景
ライトアップされた小樽運河は、水面に反射した倉庫街が幻想的
●レトロ感あふれるお店
歴史あるレトロな建物や倉庫がお洒落なお店に再利用される
●小樽の美術館・博物館
小樽には歴史ある美術品やアクセサリーなどを展示した施設も多い
●余市ウイスキー
余市と言えばウイスキー。スコットランドと気候風土が似ていると言われる。
●果樹園
数多くの果樹園が連なる余市では四季折々の果物が収穫される
●ブドウ畑
ワインも有名な余市には、広大なブドウ畑が広がる
北海道といえば雄大な大自然が魅力ですが、明治以降に西洋文化と融合した街並みを残したノスタルジックな風情も見逃せません。中でもロマンチックな雰囲気に包まれる小樽や、その隣町で今注目を集めている余市はアクセスも良く、ゆったりと訪れるには最適！
時間に追われずじっくりと“大人の街あるき”を楽しんでみませんか？札幌で見つけた風情あるスポットもご紹介します！
戦前まで商都・小樽の繁栄を支えた小樽運河。その両岸に残っていた石蔵やレンガ造りの建物がレストランやギャラリーとなって蘇り、今も新しいスポットが誕生しています。夕暮れ時はガス燈が灯り倉庫群もライトアップ。ロマンチックな雰囲気の街並みと、港町ならではの魚介グルメなどを堪能する、運河周辺のまち歩きコースをご紹介します。
朝ごはんから始めるなら！
駅からすぐの市場で鮮度バツグンの海鮮を！
三角市場
住所：小樽市稲穂3-10-16
営業時間：7:00頃～17:00頃
定休日：無休
アクセス：JR小樽駅からすぐ
まずは新定番！小樽運河さんぽは船にゆられてゆったりと。
小樽運河の散策といえば、石畳の散策路やレトロな建物の横を歩くのが一般的ですが、おすすめはこの船に乗っての小樽運河めぐり。船上から眺めるレトロな街並みの風景は、とっても新鮮です。頭上すれすれで橋をくぐるものお楽しみ。思い出に残る写真も必ず残せる、約40分のクルーズです。
小樽運河クルーズ
住所：小樽市港町5-4
電話：0134-31-1733
受付時間：11:00～17:00
アクセス：JR小樽駅より徒歩15分
運行時間：～3月末までは、【デイクルーズ】11:00～、12:00～、13:00～、14:00～、15:00～、16:00～ 【ナイトクルーズ】17:00～ ※日没時間により時間変更の場合あり
料金：デイクルーズ大人1,200円、小人500円 ナイトクルーズ大人1,500円、小人500円
※「雪あかりの路」の期間中（2月6日〜2月15日）の運行時間は14:00〜20:00となります
歴史的建造物の中で優雅なランチタイム
かつて「北のウォール街」と呼ばれた通りに建つ由緒ある建物を生かしたレストランは、ロマンティックで旅愁満点。雰囲気のある空間で、小樽をはじめ北海道の旬の食材をふんだんに使ったパスタやピザ、シーフード、肉料理など多彩な洋食が気取らず味わえる。工場直送の蔵出しワインもお楽しみ！
小樽バイン
住所：小樽市色内1-8-6
電話：0134-24-2800
営業時間：10:00～22:00、ワインカフェは11:00～ ※季節より変動あり
定休日：無休
アクセス：JR小樽駅より徒歩約7分
きらめく和風ガラスに囲まれて
大正浪漫にタイムスリップ
小樽大正硝子館 本店
住所：小樽市色内1-1-8
電話：0134-32-5101
営業時間：9:00～19:00
定休日：無休
アクセス：JR小樽駅より徒歩12分
小樽にいながらヴェネツィア旅行！衣装を着て記念撮影も。
「水の都」ヴェネツィアで一千年もの間、技術を継承するヴェネツィアガラスをはじめ、優雅な生活文化に触れられる美術館。現地の宮殿をモデルに建てられ、約3,000点ものガラス作品などを展示。イタリアのドレスやヴェネツィアの仮面を身につけて記念撮影を楽しめる貴族体験コーナーやカフェも人気。
北一ヴェネツィア美術館
住所：小樽市堺町5-27
電話：0134-33-1717
開館時間：8:45～18:00（入館は17:30まで）
定休日：無休
アクセス：JR南小樽駅より徒歩10分
料金：貴族体験コーナー／カーニバル体験1,000円～（衣装+写真代）ほか
キャリア30年以上の職人に教わり、自作吹きガラスで思い出づくり。
吹きガラス作品作りが体験できる工房を主宰する上浦斎さんは、この道30年以上の職人さん。といっても無口で頑固な職人気質ではなく、話し好きで優しいお人柄だから安心。1人ずつ丁寧に、笑いを交えて教えてくれます。旅の楽しい思い出とお土産作りにおすすめです。所要時間1人あたり約20分。
小樽手造り硝子工房
住所：小樽市入船1丁目2-26
予約：要予約 0134-22-2299
営業時間：10:00～17:00
定休日：予約状況による
アクセス：JR小樽駅より徒歩約20分、JR南小樽駅より徒歩約5分
料金：2,700円
小樽と言えば鮨！20近いすし屋が軒を連ねる「寿司屋通り」へ
小樽と言えば寿司！
20近い寿司屋が軒を連ねる
「寿司屋通り」へ
小樽屈指の老舗で味わう、
北海道産食材の握りや豊富な一品料理
創業70年以上という、小樽の中でもとびきりの老舗。小樽の味を伝える名店です。旬ごとに移り変わる北海道産の食材を、熟練職人の技で見た目も見事な握りや一品料理に。カウンター、テーブル、個室で、お手頃な定番から贅沢なコースまで、お好みに合わせたメニューが堪能できます。
おたる政寿司 本店
住所：小樽市花園1-1-1
予約：0134-23-0011
営業時間：月火木11:00～15:00、17:00～22:00 金11:00～15:00、16:00～22:00 土日祝11:00～22:00
定休日：水曜・元旦 ※祝日、行事などにより変動あり
アクセス：JR小樽駅より徒歩10分
嵐山新地
住所：小樽市花園1-8界隈
アクセス：JR小樽駅から徒歩約10分
小樽 レトロ街あるきMAP
全国的に有名な観光スポット・小樽に比べ、どちらかというと目立たない存在だった隣町の余市ですが、今やNHK朝の連ドラで一躍有名に。実はもともとブドウの産地ということで、近年ワイナリーが増え、ワインファンには知られた町でした。海山の食材にも恵まれ、グルメも楽しめる、今訪れるべき旬な余市のおすすめコースをガイドします。
日本のスコットランドと称されるウィスキーの聖地に。
蒸溜所でウイスキーの製造方法・工程を学び、ウイスキーの歴史やニッカの生い立ちを展示した博物館、創業者竹鶴政孝と妻リタの私邸の一部も見学できる工場見学は、人気の観光スポット。希望すればガイドによる案内も可能です。創業当時の風情を残す場内は、旅愁満点。アップルワインやモルトウイスキーの無料試飲もできます。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所
住所：余市町黒川町7-6
電話：0135-23-3131
見学時間：9:00～17:00
※ガイド付は9:00～12:00、13:00～15:30の間毎時00分と30分から開催
ガイド見学所要時間：見学約50分、試飲約20分
予約：11名以上で来場の場合要予約。ガイド付見学はインターネット申込みか、当日受付で申込。
インターネット申込はhttps://distillery.nikka.com/reservation/
アクセス：JR余市駅から徒歩3分
ディスティラリーショップノースランド（売店）
ここだけのお土産も買っていこう！
北海道工場オリジナルのニッカウヰスキー製品や、ウイスキーにピッタリのおつまみなどが揃っています。
ニッカ会館「カフェレストラン樽」
蒸溜所ならではのメニューも
新鮮な海の幸・山の幸を使った料理が並ぶ。ウイスキーとワインで味わうラム肉のシャブシャブもおすすめ。
見学は無料のガイドツアーを利用すれば、
もっと充実！
ガイドが分かりやすく説明してくれる見学ツアーは、1～80名（インターネット予約は10名まで）での見学で利用できてなんと無料！先着順なので、ご希望の方は電話やインターネットなどからお早めに予約を。
話題のワイナリーで自然に癒やされながらランチタイム
ドイツでブドウ栽培とワイン醸造を学び、北海道浦臼町を皮切りに長野、新潟で足かけ30年以上ワイン作りに情熱をささげた落希一郎さんが、2012年より余市に移住。ブドウ栽培とワイナリー・レストランをスタートさせた、ワインファンに話題のスポット。おいしいワインと料理、美しい風景をまとめて堪能しよう。
ワイナリー&レストラン オチガビ
住所：余市町山田町635
電話：0135-48-6163
営業時間：ショップ・お茶11:00～17:00、食事～16:00、ディナー（前日までの要予約）17:00～20:00（LO19:30）
定休日：無休
アクセス：余市駅からタクシー、または車で約15分
余市のぶどうを余市で醸した“地ワイン”を飲み比べ
40年以上前にデビューした地ワインの故郷が、2011年にリニューアル。敷地内にはワインショップのほか、石窯焼きピザなどをワインとともに味わえるレストランや、カフェ＆ベーカリー、ギャラリー・アトリエなどが建ち並びます。工場見学コースができ、ドッグランも！できれば長居したいところ。
余市ワイナリー
住所：余市町黒川町1318
電話：0135-23-2184
営業時間：ショップ・工場見学10:00～16:00／カフェ＆ベーカリー10:00～15:00（レストラン内で販売）／レストラン平日・祝日11:30～15:00（LO14:30）、土日～16:30（ランチLO14:30・以降ピザ、ドリンクのみ）
定休日：火水
※5月～夏季営業に変更
アクセス：余市駅からタクシー、または車で約5分
余市のお土産ならリンゴ！
宇宙食もいかが？
お土産といえばアップルパイなどリンゴを使った商品が定番ですが、余市出身の宇宙飛行士・毛利衛さんゆかりの宇宙食も人気。どちらも余市駅からほど近い道の駅で購入できます。
地元からも愛される、余市産ヘラガニパスタに舌鼓
地元食材を使ったパスタや石窯焼きピザは、遠くからもわざわざ訪れるおいしさ。余市産ヘラガニのトマトクリームパスタは、濃厚だけどクセのないまろやかな甘みが広がります。蟹は殻ごとバリバリと。余市産こうなごとニンニクや田楽味噌などオリジナルのピザや、貴重なドメーヌ・タカヒコのワインもぜひお試しあれ。
Jijiya・Babaya（ジジヤ・ババヤ）
住所：余市町朝日町15-1
電話：0135-22-7822
営業時間：11:30～14:30（LO14:00、17:30～20:00（LO19:30）
定休日：火曜（祝日の場合は翌日休）
アクセス：余市駅からタクシー、または車で約5分
余市 レトロ街あるきMAP
小樽はもちろん札幌にも、古き良き風情や夜景が楽しめるスポットがまだあります。旅のプランに加えませんか？
小樽エリア
北一ホール
167個のランプへの点灯作業を行う開店時間にぜひ訪れたい、幻想的な雰囲気の喫茶店。直径15cmのびっくりシュークリームセット（1,120円～）がおすすめ。
住所：小樽市堺町7-26
電話：0134-33-1993
営業時間：8:45～18:00（LO 17:30）
定休日：無休
アクセス：JR南小樽駅から徒歩約10分
小樽倉庫No.1
運河沿いの石蔵倉庫を活用した小樽ビール醸造所内のビアパブ。本場ドイツの雰囲気で、ビールがすすむ料理に舌鼓。ビール醸造の見学も可能です。
住所：小樽市港町5-4
電話：0134-21-2323
営業時間：11:00-23:00
定休日：無休
※季節やイベントにより変動する場合あり
アクセス：JR小樽駅から徒歩約10分
小樽天狗山夜景
ロープウェイで約4分。北海道三大夜景の1つが楽しめる山頂へ。展望レストランで食事やドリンクを味わいながら、絶景パノラマを眺めませんか？
住所：小樽市最上2-16-15（小樽天狗山ロープウェイ山麓駅）
電話：0134-33-7381
営業時間：3月31日まで9:00～21:00（12分間隔）
定休日：無休
アクセス：JR小樽駅から路線バスで約17分
小樽オルゴール堂 本店
味わいのある建物の中には、オーソドックスなものから面白い形のものまでオルゴールが所狭しと展示されています。貴重な音色とノスタルジックな空間に癒されます。
住所：北海道小樽市住吉町4-1
電話：0134-22-1108
営業時間：9:00～18:00（7月～9月の金・土・祝前日は9:00～19:00）
アクセス：JR南小樽駅から徒歩約7分
札幌エリア
二条市場 のれん横丁
土産物で有名な二条市場の新名所。築40年超の建物に、雰囲気のある小さな酒場が集合。北海道の美味がいっぺんに食べられる、地元の人にも人気スポット。
住所：札幌市中央区南3条東1丁目 二条市場内
アクセス：地下鉄東西線バスセンター駅から徒歩5分
店舗：13軒が営業中（2015年1月現在）
蔵・古民家カフェ
札幌では、かつて「札幌軟石」という石材を切り出していたこともあり、石造りやレンガの蔵や古民家が残り、カフェなどにリノベーションされています。
写真は『イムソムニア』
住所：札幌市中央区北10条西16丁目1
電話：011-640-6400
営業時間：11:30～23:30
定休日：月曜
アクセス：JR桑園駅から徒歩3分
北海道庁旧本庁舎
通称「赤れんが庁舎」は明治21年建造。内部見学が可能で、前庭の春の桜や秋の紅葉もおすすめ。正面にオープンした「赤れんがテラス」は連日大賑わい。
住所：札幌市中央区北3条西6丁目
電話：011-204-5019
内部見学時間：8:45～18:00
定休日：年末年始
アクセス：JR札幌駅から徒歩10分
サッポロビール園
シンボルの煙突がそびえる重厚な赤レンガの建物は、1890年に建築された当時のまま。古き良き時代を感じなから、ジンギスカンと生ビールを堪能しよう。
住所：札幌市東区北7条東9丁目2-10
電話：0120-150-550
営業時間：11:30～22:00 （LO21:30）
定休日：12月31日
アクセス：JR札幌駅北口から路線バスで約7分
