現地スタッフ厳選！敦賀のおすすめ観光スポット20選

日本海の敦賀湾に面した福井県 敦賀（つるが）は、ノスタルジックなムードが漂う港町。日本三大松原のひとつである「気比の松原（けひのまつばら）」をはじめとした美しい海や山の景色が楽しめ、「赤レンガ倉庫」やレトロな街並みの「敦賀博物館通り」などの散策スポットがあります。グルメでは、港町ならではの新鮮な海の幸はもちろん、地元の名物ラーメン、福井のB級グルメとして知られるソースかつ丼なども見逃せません。風光明媚な敦賀の魅力を味わい尽くす、おすすめの観光スポットをご紹介します。

港町・敦賀のシンボル「敦賀赤レンガ倉庫」。1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設されたレンガ建築物で、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録されています。

2015年に、北棟の「ジオラマ館」と南棟の「レストラン館」をリニューアル。「ジオラマ館」では、鉄道と港の街として繁栄してきた敦賀の歴史や街並みを再現。地元の食材をふんだんに使ったグルメやお土産が集まる「レストラン館」では、赤レンガ空間を楽しみながら食事や買い物が楽しめます。港の風を感じながら、敦賀の魅力に触れてみませんか。

「赤レンガ倉庫」から歩いてすぐに位置する「人道の港敦賀ムゼウム 」。ポーランド孤児やユダヤ人難民が上陸した日本で唯一の港・敦賀港の歴史を伝える資料館です。「ムゼウム」とは、ポーランド語で「資料館」「ミュージアム」を意味します。

リトアニア・カウナスの領事代理・杉原千畝（ちうね）が発給した「命のビザ」の複製や、目撃した市民の貴重な証言、難民が残していった時計などを展示。難民と敦賀市民の当時の交流や心温まるエピソードを知ることができます。

「氣比神宮（けひじんぐう）」は、仲哀天皇（ちゅうあいてんのう）ほか六座をお祀り。「越前一の宮」「北陸道の総鎮守」とも称されている神宮です。表参道口に建つ高さ約11mの大鳥居は国の重要文化財に指定されており、「厳島神社」（広島県）、「春日大社」（奈良県）と並ぶ「日本三大木造大鳥居」のひとつです。

松尾芭蕉が記した「おくのほそ道」の風景地にも指定されており、境内には松尾芭蕉の像と句碑があります。また、近年パワースポットとして注目を集めている「長命水（ちょうめいすい）」も要チェック。

日本海に面した福井県敦賀市。敦賀港とその周辺で獲れた新鮮な魚介類が集まる「日本海さかな街」は、鮮魚店のほか、水産加工品の店、昆布や珍味、銘菓の専門店など、約30の販売店と15の飲食店が並ぶ巨大海鮮市場です。

開店準備で朝9時頃からお店が開き始めるので、朝一での観光にもおすすめ。試食ができるお店も多数あり、おいしさを確かめてから買い物も可能。

敦賀市相生町（あいおいちょう）にある「敦賀博物館通り」は、風情あるレトロな街並みが楽しめるスポット。白い石畳が敷かれた通りには、古い町屋を改修して誕生したカフェや雑貨店などの「町家ショップ」や、「紙わらべ資料館」、「市場建設記念碑」などが並び、見どころ満載。また、地元の新鮮食材が買える「晴明の朝市」も定期的に開催され、賑わいを見せます。

シンボル的存在の「敦賀市立博物館」は、旧大和田銀行本店の建物を利用。国の重要文化財にも指定されています。歴史を感じる重厚感ある館内空間やインテリア、北陸初のエレベーターなどの貴重な展示品は必見。

陰陽師（おんみょうじ）で知られる安倍晴明ゆかりの神社。10世紀末、安倍晴明はこの地で天文学・地文学の研究を重ねたとされ、陰陽道の研究に使ったとされている「祈念石」が拝殿に鎮座しています。 住宅街の中にある小さな神社ながら、佇まいからは歴史の奥深さが感じられます。

すぐそばの博物館通りで、毎月第3日曜に開催される「晴明の朝市」に合わせて訪れるのもおすすめ。新鮮な野菜や果物、魚介類や加工品などさまざまな商品を扱うお店が通りに集結し、無料で「紙わらべ資料館」も見学できます。

敦賀半島の先端に浮かぶ小さな島「水島」は、7月と8月だけ観光船で渡ることができる無人島。透明度が高く、エメラルドグリーン色が美しい遠浅の海と白砂が魅力的なビーチは、敦賀の人気観光スポットとして、家族連れやカップルなど多くの人が訪れています。

海水浴や磯遊びを楽しんだり、さまざまな海の生き物を観察することも可能。水島で青い海や美しい景色を楽しみ、素敵な夏の思い出を作りませんか。

敦賀湾を見渡す小高い山に鎮座する「金ヶ崎城跡」。中腹に「恋の宮」とも呼ばれ、縁結び・恋愛成就のパワースポットとして注目を集める「金崎宮（かねがさきぐう）」があります。

約400本のソメイヨシノがある桜の名所としても知られ、毎年春には、桜と男女の出会いに由来する「花換まつり」を開催。多くの人で賑わいます。恋愛成就を求めて、パワーを授かりに訪れてみませんか。四季折々の自然や敦賀の美しい景観も楽しめるスポットです。

「月見御殿（つきみごでん）」は、金ヶ崎の最高地（海抜約86m）にある金ヶ崎城の本丸跡。金崎宮（かねがさきぐう）から、さらに登った場所にあります。 敦賀湾を一望でき、天気のいい日には遠く越前海岸まで見渡せるビュースポット。戦国時代などには武将が月見をしたと伝えられています。

山道や長い階段を登るので、歩きやすい靴で向かいましょう。素晴らしい眺望は一見の価値あり！

日本三大松原のひとつ「気比の松原（けひのまつばら）」。約17,000本の赤松、黒松が、四季折々の美しい風景を楽しませてくれる国指定の名勝地です。約15分の散歩コース、約20分の歴史文化コース、約40分の森林浴コースなど、複数の遊歩道が整備されており滞在時間にあわせた散策も可能。海と松林の景色を楽しみながらのウォーキングはここでしか味わえない清々しさがあります。

夏には海水浴場として人気で、ファミリーやカップルなど多くの人で賑わいを見せ、松原・砂浜・敦賀湾が織りなすコントラストの美しさは、訪れる人の目を楽しませてくれます。

児童文化センター、児童センター、児童遊園の3つの施設から構成される児童福祉施設「敦賀市こどもの国」。日本三大松原のひとつ「気比の松原」もすぐ近く、自然環境にも恵まれた家族連れで楽しめるレジャースポットです。

館内のプラネタリウムは、約4,000万個の恒星が投映でき、まるで宇宙旅行をしているかのような体験が味わえます。屋外児童遊園の遊具も充実していて、子どもたちが元気に体を動かして遊べます。

「ヨーロッパ軒」は、福井名物ソースカツ丼の専門店。敦賀市内には5店舗あり、地元民からは「パ軒」の愛称で親しまれる人気店です。ソースカツ丼とは、揚げたてのロースカツをウスターソースをベースにした秘伝のタレにくぐらせて、タレをかけたご飯の上にのせた丼のこと。敦賀に来たら必ず食べてみたいご当地グルメのひとつです。

キメが細かいパン粉をを使ったカツはサクサク食感が楽しめ、スパイシーな味わいの秘伝のソースやご飯との相性も抜群でやみつきになるおいしさ。メンチカツを使った「パリ丼」もおすすめです。

敦賀港の水産卸売市場前にある海鮮丼・天丼専門店「どんと屋」。越前若狭で水揚げされた新鮮な海の幸をふんだんに使った海鮮丼などの豪快グルメが味わえます。常時10種類以上の丼メニューが楽しめ、季節限定メニューも定期的に登場。

人気の「どんと丼」は、数種類の海鮮ネタにエビ天やうなぎ、イクラなどを盛り付けた大満足の一品！全ての丼メニューには天然岩のり汁がセットになっており、こちらも絶品。市場ならではの新鮮素材が贅沢に堪能できる海鮮丼は、ここでしか味わえないおいしさです。

敦賀で大人気の老舗ラーメン店「中華そば 一力」。敦賀のラーメンランキングで常に上位にランクインする名店です。

ラーメンは、豚骨と鶏ガラベースと醤油風味のスープに、北海道産の小麦粉「穂のちから」を100％使用した中細麺。ツルっとした麺の喉越しも良く、見た目よりあっさりとしたスープとも相性ぴったり！どこか懐かしさを感じるシンプルな中華そばが味わえます。また、中華そばのスープを使った「小籠包」もおすすめ。中華そばのスープとお肉のうまみが口いっぱいに広がる一品です。

敦賀駅近くの国道8号線沿いにある「屋台中華通り」は、ちょっぴりディープなグルメスポット。夜8時頃になると、ラーメン屋台が並び始め、地元民から観光客まで多くの人が集まり、賑わいを見せます。人気店のひとつ「池田屋ごんちゃん」では、ウェーブがかかった細麺と甘めのとんこつ醤油味のスープとのバランスが絶妙。シンプルな具材がのった昔ながらの中華そばを味わえます。

通り沿いには中華料理などの飲食店もあり、目移り必至。リーズナブルに敦賀のグルメを満喫できます。

「遊び、健康、癒し」の3つのコンセプトで水と親しむ、新しいタイプの大型温浴施設「敦賀きらめき温泉 リラ・ポート」。温泉施設ながら、水着着用で楽しめる贅沢なバーデプールや、レストラン、漫画コーナーのある休憩スペースなどの設備が充実しています。

泉質はアルカリ性単純温泉で、中温浴、高温浴で入浴できるのも魅力。寝湯やドライサウナ、露天風呂などさまざまなお風呂を堪能できます。家族や友達同士で1日中遊ぶのも良し、敦賀観光後に疲れを癒しに訪れるのもおすすめ。敦賀ICからすぐの場所にあり、アクセスも抜群です。

JR北陸トンネルの工事の最中に涌き出た温泉という「敦賀トンネル温泉」。北国グランドホテル内にあり、高台の温泉からは、湯舟に浸かりながら日本三大松原や敦賀の街並みや、港が一望できるスポットです。肌当たりがなめらかな泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉。神経痛、慢性皮膚病、慢性婦人病などに効能があると言われています。

ポリタンクなどに給湯できる「温泉スタンド」があり、購入して自宅で温泉を楽しむ人も多くいます。
（温泉スタンドは、北国グランドホテルから少し離れた場所にあります）

敦賀市の松原海岸で毎年8月16日に開催される「とうろう流しと大花火大会」は、敦賀の夏の風物詩。赤・青・黄の3色のとうろう約6,000個が海を幻想的な光で彩り、約13,000発の花火が夜空にきらめく一大イベントです。

大花火大会の規模は、日本海側最大級。打ち上げ花火やスターマイン、水上花火だけでなく、レーザー光線や音響を駆使した演出もあり、光と音が織りなすファンタジックな世界観や迫力はぜひ現地で味わってみてほしいもの。県内外から多くの人が集まります。

敦賀の秋を代表する大型イベント「氣比神宮例大祭 敦賀まつり」。豪華絢爛な戦国絵巻を表現した6基^※1の「山車（やま）」が市内を練り歩き、迫力のある姿を見せてくれます。さらに、おまつり広場やカーニバル大行進、民謡踊りなどがいたる所で行われ、街中が華やいだ雰囲気に。市内の商店街にはたくさんの屋台がオープンして、お祭りならではのグルメやスイーツも並びます。お祭りの雰囲気を堪能しながら、食べ歩きも楽しんでみては。
※1: 6基の山車（やま）が揃うのは例大祭です。

敦賀港に面する金ヶ崎緑地一帯を約60万球のLED電球が彩る「敦賀港イルミネーション ミライエ」。街路樹が色鮮やかなイルミネーションで装飾され、全長約70mのアーチや光り輝く機関車のオブジェも登場。「赤レンガ倉庫」や「鉄道資料館」、「人道の港敦賀ムゼウム」など周辺の観光名所もライトアップされ、幻想的な世界を作り上げます。

開催期間に合わせて訪れ、ロマンチックなムードが漂う敦賀の港町で素敵な思い出を作ってみませんか。海沿いに整備されたボードウォークからの眺めもおすすめです。

【電車でのアクセス】
■東京方面から
約2時間50分：東京駅 → 新幹線「（米原停車）ひかり」 → 米原駅（乗換） → 特急「しらさぎ」 → 敦賀駅
■名古屋方面から
約1時間：名古屋駅 → 新幹線「（米原停車）ひかり」 → 米原駅（乗換） → 特急「しらさぎ」 → 敦賀駅
約1時間30分：名古屋駅 → 特急「しらさぎ」 → 敦賀駅
■大阪方面から
約1時間20分：大阪駅 → 特急「サンダーバード」 → 敦賀駅

【車でのアクセス】
■東京方面から（約450km）
約5時間40分：東京IC → 東名高速 → 名神高速 → 米原JCT → 北陸道 → 敦賀IC
■名古屋方面から（約130km）
約1時間30分：名古屋IC → 名神高速 → 米原JCT → 北陸道 → 敦賀IC
■大阪方面から（約160km）
約2時間：吹田IC → 名神高速 → 米原JCT → 北陸道 → 敦賀IC