自然と文明が調和した世界遺産「佐渡金山」がある島
新潟県西部に位置する日本海側最大の島・佐渡島(さどがしま)。2024年7月に世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」で有名ですが、その他にも「尖閣湾」などの海岸線の美しさや、自然を利用した「二ツ亀海水浴場」「小木ダイビングセンター」といったレジャー施設など、魅力的な観光スポットを多く有しています。現地スタッフだからこそ知ってる、佐渡のおすすめ観光スポットをご紹介!
「佐渡金山」は、総延長約400kmの坑道が続く、日本最大の金銀山です。2024年7月、「佐渡島の金山」はUNESCO(ユネスコ・国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会により国内では26件目となる世界文化遺産に登録されました。
坑道を散策できる「宗太夫坑コース」と「道遊坑コース」はぜひ体験しておきたいスポット。涼しい坑道内は江戸時代の採掘の様子を電動人形が再現しています。展示資料館では、実際に金塊に触れる「純金延べ棒の取り出しチャレンジ」が人気。ずっしりとした重さを体感できます。
【現地スタッフおすすめコメント】
江戸から明治、そして平成の操業停止に至るまでの長い歴史を誇る佐渡金山を巡る。壮大な採掘跡を残す佐渡金山のシンボル道遊の割戸も観光スポットの一つ。
- 営業時間
- 4月~10月/8:00~17:30
11月~3月/8:30~17:00
- 料金
- 大人1,000円~、子ども500円~
- 住所
- 新潟県佐渡市下相川1305
- アクセス
- 両津港から車で約60分
- 公式サイト
- 史蹟 佐渡金山
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かつて佐渡金山の発展を支え、「東洋一の浮遊選鉱場」と言われていた「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」。苔や草木に覆われた巨大な施設跡からは歴史を感じます。その光景は圧巻で、廃墟マニアはもちろん、誰もが写真におさめたくなる佐渡屈指のフォトスポット。
2024年4月19日(金)~2025年1月5日(日)の夜間はライトアップを実施しています。様々な光に彩られた幻想的なムードを楽しんで。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡のラピュタ。SNS映え間違いなしのスポットは、朝と夕で異なる景色を楽しめます。
- ライトアップ
- 2024年4月19日(金)~2025年1月5日(日)19:00〜22:00
- 住所
- 新潟県佐渡市相川北沢町3-1
- アクセス
- 【車】両津港から約50分
佐渡最古の砂金山「西三川(にしみかわ)砂金山」の跡地に建つ「佐渡西三川ゴールドパーク」は、金の魅力に触れられる体験型資料館です。砂金の工程や金についての知識を学べるほか、砂金採り体験ができるとあって人気の施設。砂金採り体験はスタッフのサポート付きなので、はじめての方でも安心です。大人も子どももつい夢中になり、時間があっという間に過ぎてしまいます。キーホルダーやペンダントに加工してもらうこともでき、思い出作りにぴったりです。
【現地スタッフおすすめコメント】
「砂金とり体験」は誰でも簡単にチャレンジできます!
- 営業時間
- 3~4月・9~11月/8:30~17:00
5~8月/8:30~17:30
12~2月/9:00~16:30
- 料金
- 大人・高校生・中学生1,200円、小学生1,000円、幼児無料
※砂金とり体験は別途1人500円
- 住所
- 新潟県佐渡市西三川835-1
- アクセス
- 両津港から車で約50分
- 公式サイト
- 佐渡西三川ゴールドパーク
佐渡で体験しておきたいのは「たらい舟」。穏やかな小木港で、大きな洗濯桶のようなたらいに乗って、海上遊覧体験ができます。「力屋観光汽船」では、女性船頭さんが各舟に一人ついて操縦してくれるので安心。とても安定感があり、ゆったりとした海の旅を満喫できます。船頭さんに声をかければ、自分でこいでみることもできるので、ぜひ挑戦してみて。
また、高速モーターボートで小木海岸の海を楽しめ、佐渡版「青の洞窟」と呼ばれる琴浦洞窟めぐりも体験できます。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡に来たら1度は乗ってほしい佐渡たらい船。女性船頭さんが巧みに操る舟に乗り佐渡の情景を楽しんでください。「青の洞窟」めぐりもおすすめ!
- 営業時間
- 3月~10月下旬/8:30~17:00
10月下旬~11月下旬/8:30~16:30
11月下旬~2月/9:00~16:00
- 料金
- たらい舟:大人700円、小人400円
高速モーターボート:6,000円~(10~35分コース1隻貸切)※冬期運休
- 住所
- 新潟県佐渡市小木町1935
- アクセス
- 両津港から車で約60分
島の北部、海に突き出した巨岩「大野亀(おおのがめ)」。ミシュラン観光版『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得した標高167mの堂々とした一枚岩で、亀のような形が特徴。遊歩道を散策しながら、雄大な景観を望めます。
5月下旬~6月上旬にかけて、お膝元に広がるトビシマカンゾウの大群落も見どころの一つ。遮るもののない海岸沿い一面の黄色の絨毯は、まさに絶景です。
【現地スタッフおすすめコメント】
大野亀では、トビシマカンゾウの日本一の大群落が見られ、黄色い花が一面に広がる絶景を楽しめる。
- 住所
- 新潟県佐渡市願
- アクセス
- 両津港から車で約50分
尖閣湾の第5景である揚島峡湾に立つ「尖閣湾揚島遊園」は、日本の渚100選にも指定された海中公園に囲まれています。施設内はでじたる館や資料館など見どころ満載。また、海中公園では海中透視船(有料)で、湾内巡りや海中の様子も楽しめます。ノルウェーのハルダンゲル峡湾の景観に勝るとも劣らないと言われた海岸美をぜひご堪能あれ。
【現地スタッフおすすめコメント】
太古の噴火や隆起した海底が作り上げた断崖絶壁と入り江の景勝美。海中透視船もあるので泳げないお子様も安心!
- 営業時間
- 3~4・10月/8:30~17:00
5~9月/8:30~17:30
11月/8:30~16:30
12~2月/休業
- 料金
- 入園料:大人500円、小児300円
乗船料(入園料含む):大人1,400円、小児800円
- 住所
- 新潟県佐渡市北狄1561
- アクセス
- 両津港から車で約50分
- 公式サイト
- 尖閣湾揚島遊園
「二ツ亀海水浴場」は、佐渡でも屈指の透明度を誇る海で海水浴を楽しめるスポット。夏にはシャワーや売店などの設備が充実していて、シュノーケルやフィンも気軽にレンタル可能です。大野亀と同じくミシュラン観光版『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得しているほか、環境省選定「快水浴場百選」にも選ばれているだけあって、抜群の景観。
2匹の亀がうずくまっているように見えることから「二ツ亀」と呼ばれるようになった奇岩を望めます。
【現地スタッフおすすめコメント】
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得した二ツ亀では、潮の満ち引きで景色が変わる不思議な海。透明度抜群の海で海水浴を楽しめるスポット。
- 海水浴期間
- 2024年7月13日(土)~8月18日(日)
- 住所
- 新潟県佐渡市鷲崎
- アクセス
- 両津港から車で約50分
七浦海岸沿いに建つ「めおと岩ドライブイン」では、変わった体験を味わえます。おむすびごっこ(極上おにぎり作り体験)は、その中の一つ。佐渡市認証米の佐渡産コシヒカリ「朱鷺と暮らす郷」と、海水から作られたミネラル豊富な塩で作るおにぎりはまさに極上!子どもの食育としても優秀なおいしい体験です。
また、目の前に見える景勝地「夫婦岩」の景色も美しく、夕日は佐渡で楽しめる絶景の一つです。
【現地スタッフおすすめコメント】
「朱鷺と暮らす郷」は、生きものを育む農法で冬も田んぼに水をはって生き物が住める環境を守り、農薬・化学肥料を通常の半分以下に抑えたやさしいお米。極上のおにぎりを食べれます。
「小木ダイビングセンター」は、佐渡のダイビングショップで唯一自社ボート、クラブハウスのあるお店です。経験がなくても、体験ダイビングやライセンス取得などを丁寧に教えてくれるので、初めての人でも安心。
他にも、遊覧船では入りにくい青く澄んだ洞窟や、陸上からは行けないプライベートビーチを楽しめるシーカヤック、磯釣り、キャンプ、浜焼きなど、海にちなんだ体験メニューが充実しています。アクティブに過ごしたいなら訪れてみて。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡でダイビングといえばやはり、弁慶(コブダイ)です。特徴的なおでこがトレードマーク!コブダイを見るなら小木へ行こう。
- 料金
- 体験ダイビング:13,200円
2ボートファンダイビング:14,300円
シュノーケル体験:7,700円
シーカヤック:6,600円~
イカの一夜干し作り:1,980円
キャンプ:1,650円
磯釣り:880円
- 住所
- 新潟県佐渡市琴浦225-2
- アクセス
- 両津港から車で約70分(無料駐車場50台分あり)
- 公式サイト
- 小木ダイビングセンター
2018年11月に建立された長谷寺の「巨大ウサギ観音」は穴場の観光スポット。御影石から作られた高さ約6mの立ち上がったウサギを模した石像は、かわいらしくも迫力満点!夜になると目が赤く光り、昼間とは違った神秘的な姿を楽しめます。「巨大ウサギ観音」にちなんだ、ウサギのデザインが可愛い御朱印も要チェック!
また、牡丹の名所としても知られており、5月上旬になると境内の牡丹が一斉に咲き誇ります。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡のマーライオン⁉ 佐渡島に出現した“巨大ウサギ観音”に参拝客が殺到!目からビーム。太陽光で発電し、夜間に赤く光るLEDライトを施す目が特徴。
明治5(1872)年創業の「北雪酒造(ほくせつしゅぞう)」。その醸す酒は、ニューヨーク・ロサンゼルスなどに展開する和食レストラン「NOBU」でも愛されている銘柄です。シンセサイザーの音楽をBGMにじっくり熟成させるというユニークなアイデアでも知られ、無料の酒造見学でその様子をみることができます(要予約)。見学の後には、無料の試飲で飲み比べが楽しめます。
【現地スタッフおすすめコメント】
世界的有名なNOBUレストランで唯一の日本酒として提供している「NOBU TK40」は、フレッシュなメロンやお花の香りが特徴です。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡を舞台にしたアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』のファンが集う聖地になっています。
「弁慶 佐渡本店」は、佐渡産の魚介を手軽に楽しめる廻転寿司屋。朝一番で漁港に水揚げされた魚介をセレクトし、佐渡産コシヒカリのシャリにのせて提供する地産地消のこだわりの味を、リーズナブルな価格で堪能できます。お酒も「真野鶴」「金鶴」「北雪」と佐渡の代表的なお酒がそろい踏み。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡の新鮮な魚介を直送!珍しいお魚ネタもある魚屋直営の回転寿し。朝一番に仕入れた佐渡沖の魚介をその日のうちにさばきます。
「しまふうみ」は、自家製酵母をベースに、オーバーナイト&オールスクラッチ製法で作られたパンをいただくことができるお店。
真野湾を望む贅沢を堪能できるテラス席は、海風がリゾート気分を運んでくれるほか、犬の同伴もOKなので、ペットと一緒にくつろぎの時間を過ごせます。カフェだけでなく、ランチでの利用もおすすめ。
近くに訪れた際はぜひ立ち寄ってみて。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡の絶景おしゃれパン屋カフェでは、目の前に真野湾が広がるオープンテラスで至福のランチタイムを楽しめる。
佐渡の言葉で『変わり者で頑固者』を意味する「へんじんもっこ」は、ドイツ製法のソーセージ&サラミのお店。オーナーはドイツ公認の食肉加工資格ゲゼレ(職人)を持ち、食通の間でも評判が高いそう。中でもおすすめはやわらか食感の「たまとろサラミ」。
ドイツでは「ツビーベルメトブルスト」と呼ばれ、ドイツ国際大会のトレードコンテストで3年連続金賞受賞という、本場もうならせる一品です。
直営レストラン「de Vinco」では、お店の商品を食べられるので、気に入った商品をお土産にするのもおすすめ。
【現地スタッフおすすめコメント】
佐渡島の生サラミは佐渡島から一歩出ると入手困難。生のままオリーブオイルを少し乗せて食べると絶品。パスタ・ピザの具にするのもおすすめ!
- 営業時間
- へんじんもっこ:9:00~17:00
de Vinco:17:00~L.O.20:00
- 定休日
- へんじんもっこ:4~12月/第2・4日曜、1~3月/日曜、年末年始
de Vinco:月・火曜
- 住所
- へんじんもっこ:新潟県佐渡市新穂大野1184-1
de Vinco:新潟県佐渡市新穂青木749-3
- アクセス
- へんじんもっこ:両津港から車で約20分
de Vinco:両津港から車で約15分 - 公式サイト
- 佐渡のソーセージ工房へんじんもっこ