提供：テレビ静岡
静岡・富士市にある「サウナ鷹の湯」。
27年目を迎えるスーパー銭湯でありながら、近年新たなサウナの聖地として注目を集めています。何が変わったのか、“新聖地”の魅力を体験してきました。
リニューアルでサウナの新聖地に
新東名・新富士ICの西側、富士市久沢にある「サウナ鷹の湯（たかのゆ）」は1999年にできました。オープンから2025年で27年目を迎えるスーパー銭湯です。
ここ1～2年で大きく変わり、「サウナの聖地」と呼ばれるまでの評判になっているそうですが、何が変わったのか詳しく聞いてみました。
サウナ鷹の湯の取締役・梶浦昌代さんに話を聞くと、「サウナの聖地」と呼ばれることについては「まだまだ成長中です」と謙虚です。
サウナ鷹の湯 取締役・梶浦昌代さん：
元々お風呂は充実しているのですが、私どもの会社が運営するようになってからサウナに力を入れています
2022年12月にリニューアルオープンし、館内の浴室や脱衣所などを一新。
当時ブームになっていたこともあり、サウナを増設し、より多くの人に知ってもらおうとサウナの魅力を発信しています。
男女ともに4種類！充実のサウナ
早速お目当てのサウナへ! 体も洗って準備万端です。
鷹の湯には、「バレルサウナ」「高温高湿サウナ」「ドライサウナ」「薬草スチームサウナ」という特徴の違うサウナが4種類あります。
それが男湯・女湯の両方に同じ広さであるという充実ぶりです。
広々ドライサウナ
まずは、ノーマルのドライサウナから体験です。
20人が座れるほどゆったりとした広さのドライサウナは、温度が通常より少し高めの約100℃。
室内にはヒノキのいい香りが充満していて、リラックス効果も高そうです。
水風呂も4種類
サウナで十分に温まった後は、汗をきちんと流してから水風呂へ。広々とした水風呂で火照った体を冷やします。
サウナ鷹の湯・梶浦さん：
富士山の伏流水の水風呂ですので、年間通して12℃から15℃ぐらいの冷たい水風呂に入っていただけます
水風呂はノーマルの「水風呂」から、「たるの水風呂」「うたせ水ヒノキ水風呂」「茶湯（ぬるめの水風呂）」など4種類あります。
全て富士山の伏流水を使用。水風呂も選ぶ楽しみがありますね。
バレルサウナでオートロウリュの灼熱体験!
続いては、鷹の湯おすすめの“灼熱サウナ”へ。
バレルとは「Barrel=たる」のこと。バレルサウナはたる型のサウナ小屋で、空間が狭いので温度上昇が早いのが特徴です。
すると、入口の赤い警告灯がクルクル回り出しました！
「高温危険」と書かれています。
サウナ鷹の湯・梶浦さん：
このランプが回るとオートロウリュが始まります
オートロウリュとは、全自動でサウナ内の焼けた石に水をかけ、蒸気で瞬間的に体感温度を上げるサウナの仕掛けです。
にむらリポーター：
怖すぎませんか、こんなランプ
警告灯が回っている間は中から熱くて逃げ出してくる人がいるので、サウナから出る人が優先。消えている間は入ることができます。
さてルールがわかったところで、にむらリポーターがバレルサウナに挑戦です。
入ろうとすると、一瞬で熱さを感じ、思わず閉めてしまいました。熱っ！
改めて、覚悟を決めて中に入りましたが、「あっちー」としか言いようがありません。
オートロウリュが始まると、熱せられた石の上に設置した、シャワーのような蛇口から水がポタポタと落ちてきます。
温度がさらに急上昇。鷹の湯によると体感温度は120℃を超えるそうです。
水が石にかかる音とともに、熱波が押し寄せてきて、思わず声が出てしまいます。
にむらリポーターは「あっちい」としかリポートしていません。それも仕方のないほどの灼熱地獄です。
バレルサウナは温度が急激に上がるため、上級者用です。入る際には十分に注意してください。
地域の憩いの場に
お風呂もサウナも大充実の「サウナ鷹の湯」ですが、実は地域との結びつきも強いんです。
館内にある大小あわせて10以上の富士山の画は、地元富士市の画家・太田昭さんにお願いして描いてもらったもの。
色彩豊かな、さまざまな表情の富士山の作品があります。
さらに、東海サッカーリーグ1部に所属する富士市の「岳南Fモスペリオ」のスポンサーとして、入浴の場を提供したり、選手を従業員として雇ったりして地域を盛り上げています。
岳南Fモスペリオ・中島澪音選手：
午前中にトレーニングをして、午後は鷹の湯で仕事です。主に男子のお風呂の巡回をしていて、キッチンのお手伝いをすることもあります
常連さんとお風呂でお話をし、試合に来てもらうこともあるそう。
地域の「憩いの場」として欠かせない存在になってきているサウナ鷹の湯。老若男女問わず多くの人が訪れる、サウナの新聖地と地域の交流拠点として、今後も目が離せません。
鷹の湯
- 住所
- 静岡県富士市久沢788-1
- 営業時間
- 平日 9:00～23:00
土日 8:00～23:00 - 電話番号
- 0545-73-1526
※この記事は、2025年7月18日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を転載したものです。
