提供:テレビ静岡
静岡市葵区の山あいにある温泉地「梅ケ島」には7つのすてきな滝があります。なかでも、梅ケ島ならではの特徴的な「赤水の滝」と「温泉湯滝」は、この時期に絶対訪れておきたい場所です。
※安倍の大滝へのコースは崩落のため7月現在通行止めです。
巨大地震で赤く染まった「赤水の滝」
「観光協議会ようこそ梅ケ島」の秋山庸司さんが案内してくれました。まず最初の場所は、梅ケ島で最も絵になる美しい滝「赤水の滝」です。
迫力あるダイナミックな滝の落差は約60m。
紅葉の時期もいいのですが、夏は水量が多く迫力満点なんです。そして涼を感じられます。
でもこの滝、水が全然赤くないのに、なぜ「赤水の滝」と言われているのか不思議じゃないですか? 秋山さんが教えてくれました。
観光協議会ようこそ梅ケ島・秋山庸司さん:
1707年(宝永4年)、今から300年以上前に大地震が起きて、大谷嶺が崩壊した時に土砂が流れてきて滝が赤く染まったので名前がつきました
今でも台風などが来ると、赤茶色に変わることがあるそうです。自然の威力を感じますね。
温泉が湧く滝があった「温泉湯滝」
梅ケ島ならではの滝をもう一つ、秋山さんが教えてくれました。「温泉湯滝」と呼ばれる滝です。
ここは、滝のすぐ近くまで寄って、見上げることができます。
滝に流れているのはほとんど水なのですが、滝の途中に転々と設置されている番号札の場所から湯が湧き出ているのだそうです。
岩肌が白くなっている部分もあり、温泉成分が出ていることがわかります。
風が硫黄の香りを運んできます。
これぞ疲れた体をリフレッシュできるスポット。梅ケ島ならではの自然の恵みに癒された旅でした。
赤水の滝・温泉湯滝
- 住所
- 静岡県静岡市葵区梅ケ島
- 電話番号
- 054-269-2032(観光協議会ようこそ梅ケ島)
※この記事は、2024年7月29日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を転載したものです。