「チームラボプラネッツTOKYO DMM」で夢のようなアートの世界を120%楽しむ方法

チームラボプラネッツTOKYO

「チームラボプラネッツ」はアートと一体となって楽しむことができる体験型ミュージアム。人の動きでアートが変化するので、作品の中に没入する感覚を味わえます。「水に入るミュージアム」と「花と一体化する庭園」の2つのエリアがあり、SNS映えする写真もたくさん撮れます。写真撮影のポイントや子ども連れでも楽しめるコツなど、チームラボプラネッツを120%楽しむコツをご紹介します。

 

新豊洲駅前でアクセス抜群!水とアートを融合したミュージアム

チームラボプラネッツTOKYO

チームラボプラネッツは「東京」駅からタクシーで約15分、電車の場合はゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「新豊洲」駅の目の前という、アクセス抜群の場所にあります。

世界的にも珍しい、裸足になって水に入る体験型のアートミュージアムで、季節や時間帯によって作品が変化するため何度足を運んでも楽しめるのが特徴。2018年7月にオープンし、2027年末までの期間限定で開催されています。

 

水に入るミュージアム「Water Area」へ

チームラボプラネッツTOKYO

このミュージアムは、巨大な4つのアート空間からなる「Water Area」と、2つの庭園からなる「Garden Area」で構成されています。

プラネッツと名付けられているように、巨大なアート空間は宇宙のような暗い通路でつながっています。まずは「Water Area」へと続く、青白く光る坂道を上って行きましょう。

 

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通路の先に現れたのは、「坂の上にある光の滝」。水の粒子のみに光を当てることによって、輝く粒子が流れ落ちる滝が生まれています。

神社の御手水(おちょうず)で身を清めるように、このミュージアムでは滝から流れ落ちる水で足を清めてから、神秘的なアート空間へと向かいます。清々しい香りが、人々の身体だけでなく心までもアートの世界へと誘います。

 

「やわらかいブラックホール」で自分の身体を意識する

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チームラボ《やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である》©チームラボ

次の作品は「やわらかいブラックホール」。床や壁のあらゆる場所にやわらかいクッションを敷き詰めたような暗い空間は、まさにブラックホールのよう。自分の身体の重みで空間が変化するので、歩こうとすると足が沈み込みます。

変化する空間の中では、笑えるくらい思うように歩けません。その上、他の人の動きで作られる沈み込みも、このアート空間をどんどん変化させていき、思いがけないところで足を取られます。

子どもたちはやわらかい床にも柔軟に対応し、楽しみながら大人よりも上手に進んでいきます。普段は特に意識することもない自分の身体の存在を、改めて意識させてくれる作品です。

 

チームラボアプリをうまく使って、自慢したくなるような写真を撮ろう!

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「The Infinite Crystal Universe」はチームラボの中でも有名な作品。点の集合で絵画表現をおこなっている「点描」のように、この作品は光の点の集合体によって3次元のアート作品を創り出しています。

きらめきと鮮やかな色彩に満ちあふれた光の彫刻が無限に広がる世界は、息をのむような美しさ。

 

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ステキな写真を撮りたい人は、「teamLab アプリ」をダウンロードしておきましょう。この空間の中でアプリを使うと、作品に参加できるのです。

 

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アプリに現れる数種類の形の中から1つを選んで星を投げ込むことで、光が形を生み出し、作品空間が創られていきます。

 

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星を投げ込んだ人や場所によって、光は変化します。投げ込んだ人の近くで光が形を創り出すので、自分が輝きの中央にいる写真も撮ることができます。

この作品は人々によって刻々と創られて、永遠に変化していきます。他の人がアプリを操作した場合は、たとえ同じ星を投げ込んだとしても、自分が投げ込んだものとは違う角度の作品になります。アプリを上手に活用して作品を変化させ、たくさんの人に見せたくなるような写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

 

チームラボプラネッツTOKYO

作品の一角には、一面だけスクリーンのようになった小部屋があります。ここは他の人があまり写り込むことなく、順番に撮影ができる隠れスポット。シルエットをいかしてジャンプをしたり、大きなポーズをとったりすると、SNS映えする写真が撮れますよ。

 

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-infinity

チームラボプラネッツTOKYO
チームラボプラネッツTOKYO

「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-infinity」は、色鮮やかな鯉が水の中で泳ぎ回り、線を描いていく作品。人々が水に入ると鯉は反応し、人にぶつかると鯉は花となり、そして散っていきます。

花は季節とともに移り変わり、鯉が描き出す線の色も変化していきます。夏期限定の「ひまわり」が現れると空間全体が黄金色に輝き、春は「桜」が空間全体をピンクに染めます。以前訪れたことがある人でも、季節によって違うアート作品に出会えますよ。

 

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しばらくすると、鯉は人を中心にして円を描きながらだんだん早く泳ぎだし、空間全体が明るく輝き出します。スマートフォンで人を撮影するには暗い空間ですが、この明るくなる瞬間を狙って写真を撮ると比較的うまくいきます。

 

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この作品の中にも隠れ小部屋があり、そこには「倒景の憑依する炎」がまるで生きているかのように燃え続けています。小部屋は出口のひとつかと思うようなところにあるので、見逃さないようにご注意ください。

 

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面白いのは、この炎の作品を自分のスマートフォンの中に所有できるところ。アプリ「Distributed Fire」を作品の近くで開くと、炎がともり、自宅に持ち帰ることができます。

さらに自分の炎を他の人のスマートフォンに近づけると同じように炎がともり、日本だけでなく世界中に広げることもできるのです。アプリの「炎地図」を見ると、目の前の炎が世界中に分散して存在している様子が見られ、世界とつながっていることを感じられます。

 

人に呼応する光の球体と遊ぶ

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「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在」は、自由に浮遊する光の球体によって埋め尽くされている作品。人が球体を押すと、球体は色を変化させ、その色特有の音を響かせます。

色の変化の波は放射状に広がっていき、他の人が創り出した色の波と途中で重なり合うことも。アートの世界で、自分の行動と他者の行動が融合し、境界がなくなっていくことの楽しさを感じられる作品です。

 

浮遊感を楽しむ「Floating in the Falling Universe of Flowers」

チームラボプラネッツTOKYO
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「Floating in the Falling Universe of Flowers」は、花々が生まれ、咲き誇り、舞い散るという一連の生命の営みが、宇宙のような半球状の空間いっぱいに広がる作品。

この作品の特徴は、寝転んだり座ったりして鑑賞していると、やがて身体が浮遊しているかのような感覚に陥るところ。ハーフドーム状の天井に映し出された色鮮やかな花びらが鏡の床にも映り込み、自分の周りを360度グルグルと舞い踊っているかのように見えるのです。まるで宇宙空間の中で浮いているような気分になれますよ。

 

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ここでもアプリが活躍します。チームラボアプリを開き、数種類の蝶の中から1羽を選んで投げ込むと、空間の中で蝶が優雅に舞い始めます。生命の宇宙の中を、自分の分身のような蝶が果敢に飛んでいく姿を見ると、元気が湧いてきます。

この作品もスマートフォンで写真を撮るにはかなり暗く動きも早いので、ボケてしまうことが多いのですが、動画で撮影するとうまくいく場合もあります。試してみてください。

 

2021年7月にオープンしたGarden Areaの「Floating Flower Garden」

チームラボプラネッツTOKYO

Water Areaに加え、2021年7月に2つの庭園からなる「Garden Area」がオープンしました。

「Floating Flower Garden」は空中に咲く13,000株以上のランを使用した庭園。花は人が近づくと徐々に浮遊し始め、人を庭園の奥へと受け入れていきます。花に導かれるまま進んでいくと、いつの間にか背後のランが下がり、花に360度包まれた空間になります。まるで花と一体化するような感覚に陥り、花の世界の中に没入していく体験ができます。

 

チームラボプラネッツTOKYO

自然光が入る明るい空間なので、きれいな写真が撮れる場所として人気があります。床の鏡をうまく使えば、花に囲まれたような幻想的な写真が撮れますよ。

 

チームラボプラネッツTOKYO

入口付近には壁のように見えるドアがあり、中に入ると天井と床と壁面が鏡になった空間に行くことができます。先ほどの空間とはまた雰囲気の違う、シンメトリーで不思議な写真が撮れます。

 

日中と日没後で異なる魅力を放つ「呼応する小宇宙の苔庭」

チームラボプラネッツTOKYO

「呼応する小宇宙の苔庭」は、銀色の卵形体のオブジェが敷き詰められた苔の庭園。卵形体のオブジェは人や風に揺らされると音色を響かせ、周辺のオブジェも呼応して音が広がっていきます。

 

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チームラボ《呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset》©チームラボ

日中は周囲の世界を映す銀色の卵形体ですが、日没後は自ら光り輝き、人が触れると色が変化して周辺のオブジェも呼応していきます。

 

「チームラボプラネッツ」 東京 豊洲 © チームラボ

 

 動画で「Floating Flower Garden」の花が浮遊する様子や、苔庭の卵形体のオブジェの呼応などをご覧ください。

 

パブリックスペースに登場した「Vegan Ramen UZU Tokyo」

チームラボプラネッツTOKYO

Water AreaとGarden Areaを十分に楽しんだ後は、パブリックスペースにある「Vegan Ramen UZU Tokyo(ヴィーガンラーメン ウズ トウキョウ)」で、話題のヴィーガンラーメンを味わってみませんか。

 

チームラボプラネッツTOKYO

Vegan Ramen UZU Tokyoでは、「ヴィーガンアイスクリーム」(660円)や「ヴィーガン&グルテンフリードーナッツ」(440円)などを用意しています。

ヴィーガンラーメン(1,320円~)は、肉や魚などの動物性の素材を一切使っていません。麺の原料は北海道産の小麦粉と宮崎県綾町産の無農薬全粒粉を使用し、すべてのラーメンに共通するスープは、羅臼昆布と国産椎茸に野菜を加えて12時間じっくり水出ししたあと、低温で煮出しています。ヴィーガンとは思えないほど、深いコクが味わえます。

ちなみに、「Vegan Ramen UZU Kyoto」は『ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022』にビブグルマンとして掲載されています。

 

チームラボプラネッツTOKYO

基本的に「Vegan Ramen UZU Tokyo」はテイクアウト専門のショップ。テイクアウトしたヴィーガンラーメンは「ひとつなぎのベンチ」や「空と火のためのロングテーブル」などで食べられます。

 

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屋内で味わいたい人は、チームラボの作品空間「虚像反転無分別」の中で食べることもできます。

ここはテーブルや椅子などの物理的な境界が自由になるアート作品。チームラボが設立当初から表現している「空書」が空間全体に流れるように書かれていきます。テーブルや椅子、四方の鏡にも映り込むことで境界が曖昧になり、一体となったように感じます。まるで天の川や惑星に囲まれた宇宙空間の中にいるような気分になる、美しいアート作品です。

 

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ヴィーガンラーメンの中でもおすすめは、東京限定の「ヴィーガンラーメン花(冷)」(1,980円)。「Floating Flower Garden」をイメージした、梶谷農園のエディブルフラワーを贅沢にあしらった華やかな一品です。

雲をイメージしたレモン風味のエスプーマもオシャレ。魔法の水をかけることで、味の変化を楽しみながら最後までスープの旨味と栄養を堪能できます。

 

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「虚像反転無分別」の中で食べるには、チームラボフラワーショップ&アートのレジやカウンターで、虚像反転無分別入場料がセットになったメニューを注文する必要があります。

ヴィーガンラーメン花のセットメニューは2,860円(テイクアウト1,980円)。ヴィーガンラーメン醤油や味噌(辛)のセットメニューは2,200円(テイクアウト1,320円)です。

 

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ここでは、「Floating Flower Garden」で使用したランを持ち帰れるトートバッグ+ランのセット(3,980円)も販売しています。次回以降、来場時にトートを持参すれば、何度でも無料でランを持ち帰れますので、リピーターに好評です。

 

Vegan Ramen UZU Tokyo ・ teamLab Flower Shop & Art

営業時間
【7月】平日11:00~19:00、土日10:30~19:00、特別延長期間:18日(月)~31日(日)10:30~19:00
【8月】10:30~19:00
※9月以降の営業時間は、公式サイトでご確認ください。
定休日
9月7日

 

子ども連れでもチームラボプラネッツを120%楽しむためのコツ

チームラボプラネッツTOKYO

子ども連れでも水に入る「チームラボプラネッツ」を楽しむコツは、事前準備をしておくこと。より安心して、子どもとアートを楽しめますよ。

 

楽しむコツ① チケットを事前予約

チケットは約2カ月前から楽天トラベル観光体験などで予約できます。空きがある場合は、正門にある券売機で当日券を購入できますが、土日祝日や長期休暇中は完売になる場合もあるので、予約しておくことをおすすめします。

 

 

楽しむコツ② 乳幼児連れの人は抱っこひもを用意

0〜3歳まではチケット無料ですが、ベビーカーのまま入場することはできません。普段は歩きたがるお子さんでも水場や暗い場所があるので、抱っこひもなどを用意しておくと安心です。券売機横にベビーカーやスーツケースを置いておくチェーン錠が用意されています。

 

楽しむコツ③ 携帯電話用のショルダーストラップなどを用意

チームラボプラネッツTOKYO

ミュージアムには携帯電話とカメラ以外は持ち込めないので、ロッカーにすべて入れます(自撮り棒や三脚も持ち込み禁止)。「やわらかいブラックホール」では携帯電話を落としてしまう人が少なくありません。また、両手が空いていると子どもたちの動きに迅速に対応できるので、携帯電話のショルダーストラップなどを持って行くと便利です。

 

楽しむコツ④ 子どもの着替えや水着を用意

チームラボプラネッツTOKYO

このミュージアムは大人でも膝まで水にぬれることがあり、子どもは転んだりはしゃいだりすると、全身がぬれてしまうことも。服や下着の着替え、マスクの予備と、ぬれた服を入れる袋を用意しておくと安心です。服の下に水着を着ておくのも1つの方法。

無料で子ども用100サイズ、大人用XS〜6Lのハーフパンツのレンタルもあるので、活用してください。

水に入るアート作品には、足を拭くためのタオルが用意されていますが、ロッカールームで着替える時用にタオルもあると便利です。

 

楽しむコツ⑤ 裸足になりやすく、膝まで裾を上げやすい服装で

チームラボプラネッツTOKYO

ミュージアムでは、靴や靴下もロッカーに入れて裸足になります。男女兼用のロッカールームですので、脱ぎにくいストッキングなどは避けた方が無難。更衣室もありますが、数が少ないので混雑時は待つことを覚悟しましょう。

パンツの場合は裾をまくり上げやすいものに。床が鏡になっているアート空間もあるので、スカートやワンピースを着ていく時はハーフスパッツなどを重ね着しておくと良いでしょう。

 

楽しむコツ⑥ トイレはスタート前にロッカールームで済ます

「チームラボプラネッツ」のトイレは、ロッカールームにある1カ所だけ。アートの鑑賞コースは一方通行なので、トイレは鑑賞前にここで済ませておきましょう。

 

チームラボプラネッツでアートの世界に没入してみよう!

チームラボプラネッツTOKYO

「チームラボプラネッツTOKYO」で夢のようなアートの世界を120%楽しむ方法はいかがでしたか? Water AreaとGarden Areaは、およそ2時間で1周できます。展示スペースは一方通行ですが、何度でも回れるので気に入ったアート空間にもう一度行き、ゆっくり写真を撮影することも可能。アートの世界に身体ごと没入する感覚をぜひ体験してみてください。

 

チームラボプラネッツ TOKYO DMM 豊洲

住所
東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
会期
2018年7月7日~2027年12月末
営業時間
【8月】全日9:00~21:00、特別延長期間13日(土)~15日(月)9:00~22:00
※いずれも最終入館は閉館の1時間前
※9月以降の営業時間は、公式サイトをご確認ください。
料金
大人(18歳以上)3,800円、中学生・高校生2,300円、小人(4~12歳)1,300円、3歳以下無料、障がい者割引1,900円
アクセス
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「新豊洲駅」から徒歩約1分。東京駅よりタクシーで約15分
チケット
楽天トラベル観光体験で入場Eチケットを購入

 

撮影・取材・文/北川りさ

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