日本最大級のテーマパーク「ハウステンボス」を泊まりがけで楽しむなら、場内に位置する直営ホテルへの宿泊がおすすめ。パーク中心地までのアクセスがいいのはもちろん、開園前に先行入場ができるなどさまざま特典が受けられます。さらに、少し遊び疲れたら部屋に戻って休憩もできるなど、快適かつ便利な過ごし方ができるのも魅力です。
直営ホテルは5つありますが、その中でも特にリゾート気分を満喫できるのが、ハーバータウンにある「ホテルデンハーグ」。ビューが自慢の客室や、地産地消のメニューが味わえるブッフェスタイルの食事など、滞在の魅力をくまなくご紹介します。
目次
癒やしへと導くオーシャンフロントホテル
ハウステンボスの中でも落ち着きのあるエリアに位置するホテルデンハーグ。周囲の景観と調和した美しく重厚感のある建物は、オランダの伝統的な建築様式を再現したものだそう。
目の前には穏やかな大村湾が広がり、潮風の音に耳を澄ませながら海を眺めていると、まるで海外のリゾート地を訪れたかのようです。
入国ゲートからは無料のシャトルバスでアクセス
ハウステンボスに到着後すぐにホテルデンハーグへ移動する場合は、「場内ホテル手荷物預かり所」の前から20~30分間隔で運行しているシャトルバスを利用しましょう。
ホテルのチェックイン前にハウステンボスに入場する場合には、「場内ホテル手荷物預かり所」を利用。荷物をホテルフロントまで届けてくれる便利なサービス(無料)を活用して、身軽になってパークへ出発できます。
シャトルバスを利用すると、ホテルデンハーグのフォレスト側エントランスに到着します。
季節の花に迎えられてチェックイン
開放感のあるロビーには、豪華でエレガントなシャンデリアが配されており、華やかな雰囲気。
中央には、あじさいやバラなど季節の花々がセンス良く生けられており、目を引きます。白を基調とした空間にオリエンタルな調度品も並び、洗練された空間。これからの滞在に期待も高まります。
フロント横には滞在中に自由にいただけるウェルカムドリンクも。この日は甘酸っぱいはちみつレモンが用意されていました。旅の移動で疲れた身体をやさしく癒やしてくれます。
客室からの景観が滞在の楽しみに
ホテルデンハーグの推しポイントの1つに、窓の外に広がる絶景が上げられます。大村湾を望むハーバービュー、ハウステンボスの街並みを一望するパークビュー、静かな森側のフォレストビューと、客室によってさまざまな景観を楽しめます。
海をイメージした「デラックスハーバービュールーム」
ハーバービューの客室の1つ「デラックスハーバービュールーム」は、ツインとトリプルのほか、定員5名まで宿泊できる客室もあり、利用人数によってお部屋選びが可能です。
ハウステンボスのホテルは、小学生以下のお子さまの添い寝利用は無料。小さなお子さま連れの場合はベビーガードやベビーベッドの設置もリクエストできます。
目の前に広がるオーシャンビューは、ホテルデンハーグならではの特権!海辺での花火イベントが開催される日には、客室そのものが特等席に。お部屋から花火を楽しめます。
アメニティは、肌触りのよいパジャマ、歯ブラシ、ヘアバンド、ボディタオル、洗顔料や化粧水などがそろっているので持参の必要はありません。子ども用(写真右)には、大人とおそろいのパジャマ(110cm~)のほか、かわいいクマさんの絵柄が入ったキッズ用の歯ブラシやハンドタオルなどを準備してくれます。
客室のバスルームは全室バスタブ付き。足を伸ばして肩までしっかり湯船に浸かることができます。バスソルトも用意されているので、ゆったりと入浴タイムを楽しみましょう。
そのほか、お部屋には人数分のペットボトル(500ml)の水と、ドリップコーヒーや紅茶のティーバッグも用意されています。
夜が待ち遠しくなる「スーペリアビュールーム」
ハウステンボスの街並みを一望できるパークビューの「スーペリアビュールーム」は、ロマンティックな夜景を楽しみたい人にイチオシのお部屋です。全9室しかないので、気になる方は早めに予約しておきましょう。
窓からはハウステンボスが誇るシンボルタワー「ドムトールン」を中心に、レンガ造りの建物や石畳などヨーロッパの情景が広がります。ここが日本であることを忘れてしまいそうな、異国情緒あふれる非日常感。
夜になり、街の灯りが輝きだすと景色は一変。目の前にきらびやかな夢の世界が現れます。自分たちだけの空間で美しい夜景を独占しながら過ごす時間は、きっと特別な思い出になるでしょう。
レストラン「エクセルシオール」で季節のディナーブッフェ
ホテル1Fの海側に面したレストラン「エクセルシオール」では、季節ごとの彩り豊かな料理をブッフェ形式で楽しめます。ディナーブッフェは地元の方にも好評。ホテルデンハーグがあるハーバータウンは、パスポートがなくても入れるエリアなので、リピートして足を運ぶ方も多いそう。ホテルメイドの逸品を心ゆくまで堪能しましょう。
せっかく長崎に来たからには、ご当地料理を味わいたいもの。メニューは季節によって異なりますが、この日は、とろけるような角煮をふわふわの生地に挟んでいただく「角煮まん」や、特産のイノシシ肉を使った「しし鍋」のほか、「大村寿司」「ハトシ」など、期待を上回る品数とクオリティの長崎名物で迎えてくれました。
ライブキッチンでは、佐世保名物の「レモンステーキ」を熱々の鉄板で提供。隣には長崎産魚介のグリルも並び、豊富なメインディッシュにも心が躍ります。
ひと口サイズのピンチョスや、パティシェが手掛ける手の込んだスイーツもずらり。
和食も洋食も中華もジャンルの垣根を超えて、食べたいものを好きなだけ味わうというぜいたくな晩さん。体験してみたい方は、ぜひ夕食付きの宿泊プランを予約しましょう。
メインバー「スピンネーカーバー」で過ごす静かな夜
眠りにつく前、大人の時間を楽しみたくなったら1Fのメインバー「スピンネーカーバー」へ。オーセンティックな雰囲ながら、1人でも立ち寄りやすい温かみのある空間です。営業時間は21:00~24:00(L.O. 23:30)、チャージは300円となります。
シングルモルトやジャパニーズなど各種ウイスキーは1杯1,000円~。女性におすすめは、自家製のジンジャーシロップを使った「オリジナルクラフトジンジャーカクテル」です。その中から今回オーダーした「ピュア ラブ」(1,600円)は、ベリーの甘酸っぱさの後にほんのり生姜が香る爽やかな1杯でした。
朝から食欲がとまらない、至福のブッフェ
朝食も1Fレストラン「エクセルシオール」が会場となります。窓の向こうには、爽快感あふれる海と空のパノラマが広がり、気持ちの良い一日が迎えられそうです。
提供時間は7:00~10:30。せっかくならオーシャンビューを満喫できる、窓際のテーブル席がおすすめです。
朝食も、ディナーに負けず劣らず充実した品数の豪華ブッフェ。和食派も洋食派も満足できる、60種類以上のバラエティに富んだメニューが並びます。
ライブキッチンでシェフが作ってくれるのは、天然無添加で育てられた「太陽卵」を使ったオムレツ。焼き上がりを待つ間、ふわふわのパンケーキや、平戸名物の「串焼きかんぼこ」(かまぼこの長崎弁)にも思わず手が伸びてしまいます。
お肉の旨みが凝縮した「長崎和牛のすき焼き」や、独自のブレンドスパイスで仕上げた「長崎和牛の朝カリー」など、長崎和牛をたっぷりと使用したぜいたくなメニューも。朝食とは思えない豊富なラインナップです。
天然ハチミツは、その濃厚な甘さに驚くはず。たっぷりとパンにつけて味わってみてください。ジュースも果汁100%でフレッシュそのものです。
乳児用(7~12カ月頃)には、ベビーフードも用意されています。
長崎の郷土料理や新鮮野菜もあれこれ欲張って、テーブルに並べきれないほどの豪華なブレックファーストが完成!
大人も子どもも、好きなものを好きなだけ楽しめるのがブッフェスタイルの魅力。エネルギーをたっぷりとチャージして、遊びにでかけましょう。
快適さと落ち着きを兼ね備えたホテルデンハーグ
ホテルデンハーグの宿泊客は一般の方より1時間早く、ハウステンボスに入れます。ホテルから最寄りのハーバーゲートまでは徒歩3~5分。朝の静寂に包まれた場内は、特別なひととき。人気のフォトスポットやアトラクションに真っ先にむかうことができます。
海辺ならではの爽やかなリゾート気分が味わえるホテルデンハーグ。カップルでも友人同士でも、ご家族連れでも思い思いの過ごし方ができ、リフレッシュにもぴったりの場所です。ぜひ一度、泊まりに来てみませんか。
ホテルデンハーグ(ハウステンボス直営)
- 住所
- 長崎県佐世保市ハウステンボス町7-9
- 駐車場
- ハウステンボス宿泊者専用の無料駐車場あり
入口よりホテル行き「場内宿泊者専用バス」(無料)が巡回 - チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:24:00)
- チェックアウト
- 11:00
- 総部屋数
- 228室
撮影/松尾亜伊里 取材・文/吉野友紀