あんやパンを追求したワンランク上の味。名古屋市内の小倉トーストが美味しいお店巡り

あんやパンを追求したワンランク上の味。名古屋市内の小倉トーストが美味しいお店巡り

提供:ことりっぷ

 

あんことバターの組み合わせが最近はスイーツやパンの人気フレーバーとなっていますが、名古屋エリアでは、喫茶店のモーニングで定番・小倉トーストで知られる、昔ながらの王道の組み合わせです。そんな小倉トーストをモーニングの一品から進化させ、お店のこだわりをつめこんだ主役メニューとして提供しているお店をご紹介します。パン、あんこ、バター。それぞれを追求した、ここでしか味わえない品ばかりですよ。

 

小豆の栄養を毎日、たっぷり。「KAKO BUCYO COFFEE」

小豆の栄養を毎日、たっぷり。「KAKO BUCYO COFFEE」 「小倉モーニング+きなこバター+ソフトクリーム」(950円)

まず紹介するのは、名古屋駅から徒歩10分ほどの場所にある、街で働く人々にも愛されている自家焙煎珈琲の喫茶店「KAKO BUCYO COFFEE」。

こちらのお店の珈琲は、目覚めの一杯や気分をリフレッシュしたいときにぴったりなしっかりと濃い目の味。そして小倉トーストは自家製の小倉あんがこんもりと盛り付けられていて、見た目のインパクトでもひきつけます。食べるとあんこの甘さが控えめなので、こんなに量があっても、もりもりと食べられるほど。小豆のポリフェノールや食物繊維をたっぷりと取り入れることができるようにと、自家製して甘さを調節したあんに愛情を感じます。

 

「おぐら最中」(500円)

さらにこの小倉あんにクリームを混ぜ合わせ、オリジナルのパンにはさんだ「おぐら最中」は、小倉トーストをテイクアウトできるようにと考案した一品。見た目は最中のようですが、味はしっかり小倉トーストです。ほかにもサンドイッチやソフトクリームのトッピングにと、小倉あんを楽しめるメニューがいろいろあり、小倉あんだけでも販売しているので、おうちでも小倉トーストを楽しむこともできますよ。毎日通う人が多いのも納得のお店です。

 

「リヴァージュモンシェール」のスイーツ風小倉トースト

「リヴァージュモンシェール」のスイーツ風小倉トースト

リッチなクリームたっぷりの堂島ロールで有名なパティスリー「モンシェール」のカフェでも、小倉トーストを見つけました。名古屋駅からも徒歩15分ほど場所にある、納屋橋エリア、堀川沿いにある「リヴァージュモンシェール」は、堂島ロールをはじめとした美味しそうなケーキが並ぶのはもちろん、オープンテラスになったカフェスペースがあり街中で優雅にお茶やお菓子を楽しめる空間が広がっています。

 

「小倉クリームトースト」(748円)

こちらの小倉トーストは、ざっくりと焼いたトーストにたっぷりの小倉あんと発酵バター、それに堂島ロールに使われているものと同じふわふわのクリームが添えられています。北海道産生クリームを使った口どけなめらかなクリームと小倉あん、そしてバターの塩気や香りが合わさると、まるでスイーツのよう。コーヒーにもよくあうリッチなトーストです。

 

おはぎ屋さんのあんでほっこり。「yoake」の小倉トースト

おはぎ屋さんのあんでほっこり。「yoake」の小倉トースト

同じく名古屋駅エリアにある、小学校の給食室をリノベ―トしたレトロでかわいいお店をご紹介します。旧なごの小学校の中にお店がある「yoake」は、おはぎ専門店「OHAGI3」がプロデュースする、モーニングやランチ、スイーツが楽しめるカフェ。おはぎ屋さんらしく、メニューにはわらび餅ドリンクやあんこシェイクなど、和テイストのドリンクやスイーツが並んでいます。牛乳瓶を器にした静岡・掛川産有機抹茶の「抹茶ミルク」やレトロな「クリームソーダ」など、小学校の懐かしい雰囲気を楽しみながら味わえるメニューもいろいろ。

 

「小倉トースト」(550円※モーニングタイムはドリンク代+440円)

そしてモーニングで人気なのが、OHAGI3のあんこをたっぷりのせ、有塩バターをのせた小倉トースト。あんはおはぎに使うのと同じもので、塩気が効いているのがポイントです。別添えできび糖のシロップが付いているので、お好みでパンに浸けて食べることもできます。さくっと軽い食感のトーストなので、おやつ代わりにしてもぴったりですよ。

 

老舗自慢のあんがたっぷり。「那古野茶屋」の金箔トースト

老舗自慢のあんがたっぷり。「那古野茶屋」の金箔トースト

名古屋城すぐ横にある金シャチ横丁内にお店を構える「那古野茶屋」は、名古屋に本店がある老舗和菓子店「両口屋是清」が手掛ける、和菓子店のこだわりが詰まった甘味が楽しめるお店。丹波大納言小豆で炊き上げた小倉あんは、和菓子にも使われているものをそのまま使っていて、あんみつやお団子、パフェなどにたっぷりと入っています。

 

「おぐらトーストセット」(ドリンク付き1100円)

さらに新メニューとして登場したのが、和菓子店が作り上げた究極の小倉トースト。小倉あんのほか、有塩バター、金箔が添えられていて、盛り付けられているのはなんと金色の器。パンも喫茶店のパンを専門に作っているベーカリー「永楽堂」の小倉トースト用に開発されたものを使用しています。

老舗和菓子店ならではの、こだわりが詰まった小倉トーストはコーヒーはもちろん、お抹茶ともよく合いますよ。

 

完璧なバランスを追求。「ROWS COFFEE」の小倉トースト

完璧なバランスを追求。「ROWS COFFEE」の小倉トースト

最後に紹介するのは、名古屋駅から徒歩10分ほどの場所にお店を構えるコーヒー専門店「ROWS COFFEE」。昔ながらの商店街が残る円頓寺にほど近い通り沿いにあり、テラス席もあるので、仕事や散策の途中にふらりと立ち寄ることができるオープンな雰囲気のお店です。

イタリアンメイドのエスプレッソマシンで入れるカフェラテやマキアートなどのほか、ハンドドリップのコーヒー、コーヒーゼリーラテなど、くつろぎの時間に寄り添う様々なドリンクをオーダーごとに作ってくれます。

 

「自家製あんバタートースト」(450円)と「カフェラテ」(550円)

こちらで楽しめる小倉トーストは、店主の渡部さんが自家製する小倉あんと国産の有塩バターをパンの形に合わせて絶妙な厚みでのせ、味わいのバランスを追求した一品。パンは円頓寺商店街にあるベーカリー「芒種」さんのハードトーストを使用しています。自家製酵母や国産小麦など余分なものを入れずにシンプルに、ゆっくりと作り上げたパンの食感や風味に渡部さんが惚れ込んで、特別に分けてもらっているパンなのだそう。ひと口ごとにパンの旨味やバターの塩気、あんこの甘味が口に広がる、シンプルですがこれぞ理想形とも呼べる小倉トーストです。

エスプレッソを含めば、その苦みと香りでまた食べたくなってしまいますよ。

 

いかがでしたか?いろいろな小倉トーストをご紹介しましたが、気になるものは見つかりましたか。地元・名古屋を愛する人々の想いが詰まった、個性豊かな小倉トーストをぜひいろいろ食べ比べて楽しんでみてくださいね。

 

 

文:田口真由美

 

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