今年で20回目を迎える湯河原梅林の梅イベント。幕山の斜面を彩る紅梅と白梅が“梅のじゅうたん”のごとく咲き誇ります。期間中はいろいろな催しでにぎわいを見せ、美しさと楽しさがいっぱい。一足早く日本の春が満喫できます。
「梅の宴」開催詳細
場所:幕山公園(湯河原梅林)
期間:2015年2月7日(土)〜3月15日(日)
開園時間:午前9時〜午後4時
入園料:200円(15歳以上※中学生を除く)
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園内の4,000本の梅がほころび始めると、香りも存在感をましてきます。風にのってやってくる気品ある香りを楽しんでください。
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2月28日〜3月8日の18時〜20時30分はライトアップを開催。昼間の可憐さとは一変して、幻想的な梅の美しさが鑑賞できます。
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期間中は湯河原梅林限定の梅ソフトクリームを販売。酸味のある新感覚の甘さがクセになると評判。梅を見ながら食べると格別です。
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湯河原のご当地グルメとして知られる坦々焼きそばは、独自の辛みと旨み、コシのある麺が特徴。ここだけの味わいをぜひお試しあれ。
大和猿楽系の狂言を伝える唯一の流派である、大蔵流による狂言が楽しめます。当日は初めての人でも思わず見入ってしまう、宴にふさわしい演目が上演されます。
開催日:平成27年2月28日(土)14:00〜(雨天の場合、3月1日(日)11:00〜に延期)
第1部 狂言にふれてみよう大藏千太郎
第2部 演目「棒縛り」ほか1曲大藏千太郎ほか
【大藏千太郎氏プロフィール】
昭和49年生。大藏流能・狂言楽師
二十五世大藏彌太郎の長男。祖父二十四世大藏彌右衛門及び父に師事。五才で初舞台、各能楽堂での活躍や日本各地での学校狂言公演や狂言教室の開催など、狂言の普及、指導に勤め、能楽界の発展に意欲的に取り組む。
平成24年NHK土曜ドラマスペシャルでは、「負けて、勝つ〜戦後を造った男・吉田茂〜」では、昭和天皇役を演じる。
湯河原駅から湯河原梅林を通って幕山山頂へ向かう約7kmのコース。目の前に紅梅・白梅が咲き乱れる湯河原梅林や新崎川の清流、幕山の斜面を染める梅の景色、山頂から見下ろす相模湾や伊豆大島など変化のある眺めと足取りが楽しめます。
温泉街の中心にある万葉公園内の狸福神社には幸せな伝説があります。湯河原に一匹の雄狸が居りましたが、ある日、土地の人達の狩猟の弓で傷つけてられてしまいました。雄狸は河原に湧き出る湯を見つけ、傷を癒すことに。すると同じように足に火傷を負った雌狸もそのお湯につかりに来ました。二匹の狸は温泉に通ううちに恋が芽生え、やがて夫婦に。夫婦狸はこの湯の恩を忘れることなく、人に化けては湯河原の温泉の素晴らしさを説き、旅人の願いを叶える神の使いとなりました。神社に祭られた今も湯を守り続けています。それゆえ狸福神社に絵馬を奉納すると、夫婦円満、縁結びのご利益があるそうです。
湯河原温泉はなんと109本(2008年度)もの豊富な源泉が自慢。さらにはすべてに泉質名のつく療養泉として知られています。泉質は保湿効果が高いだけでなく、お子様が安心して入ることができる肌にやさしい弱食塩水・弱アルカリ性。また、鎮静効果のあるカルシウムイオンやしわを防いでくれる硝酸イオンなど美肌効果も期待できます。
五所神社
天智天皇の御代、あたりの総鎮守として、天照大神以下五柱の神霊が鎮座されたと伝えられています。また源頼朝挙兵の時には土肥実平が盛大に戦勝祈願の護摩を焚いたとの逸話も。現在は長寿長命の神、湯の産土神として繁栄しています。推定樹齢800年以上の楠やイチョウも見所です。
日曜観光朝市
毎週日曜日の午前6時から観光会館前の広場で行われています。湯河原ならではの海の幸や山の幸、特産物がせいぞろい。製造直売品や生産直売がほとんどなので、お得な値段でお買い物が楽しめます。ぜひ、地元のお店の人とふれあって、値切ったりオマケをつけてもらいましょう。
万葉亭
万葉公園内の観光会館の隣にある茶室。明治大学の建築や日本庭園の研究で知られる堀口捨己氏の設計です。まわりにぐるりと緑のある素朴な茅葺屋根が特徴。数寄屋造りのお茶室では囲炉裏を囲んで抹茶を一服することができ、落ち着いた空間の中で心和むひとときが過ごせます。
しとどの窟
治承4年、源頼朝が平家討滅の兵を挙げた際、石橋山の合戦で敗れ、土肥実平に導かれた岩窟です。「しとど」とは小鳥を意味し、頼朝が岩窟に入るときに小鳥が飛び立ったことから名づけられました。洞窟内には20体あまりの石仏が安置され、付近にも数多くの石仏地蔵が並んでいます。
福泉寺の首大仏
福泉寺にある高さ2m以上もの陶製の首大仏。名古屋城主・徳川光友公が亡き母を弔うために造ったといわれています。もとは名古屋城内にありましたが、戦後、この寺の境内に奉納。名古屋にあったときには首から下もあったといわれており、なぜなくなったのか不思議な大仏様です。
天照山神社
天照山ハイキングコースの中心に位置する深い森の中に忽然と現れる神社です。昭和6年に建立され、天照皇大神・猿田彦大神・大成大神を祭神とし、毎年5月22日の例大祭には、多くの信者が訪れます。アクセスするには歩いて山道を登るほかなく、それだけに神々しい空間です。
白雲の滝
天照山神社の北側に位置し、町内を流れる藤木川の上流付近にある滝です。落差はおよそ30m。繊細な衣がまっているような美しさに目を奪われ、湯河原町でも屈指の絶景スポットでもあります。周りはスギやマツ、シイなどの原生林が生息し、豊かな緑とマイナスイオンに癒されます。
人間国宝美術館
人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されている作家の作品のなかから、陶芸をはじめ、人形・漆芸・金工などの名品、秀作を200点余り展示しています。また、湯河原に工房を持つ、細川護熙の作品を常設展示しています。
湯河原をPRする広報マスコットキャラクター。普段は、温泉やサーフィンを愛するのんびりたぬき達ですが、湯河原の平和と笑顔をこわす者がいたら大変身。湯河原の自治会だよりに登場するほか、グッズもあります。
■東京より
東京−湯河原約2時間
東名厚木IC・小田原厚木道路経由
■名古屋より
名古屋−湯河原約5時間
沼津IC・熱函道路経由
■新幹線
東京−小田原(こだま) 約40分
東京−熱海(こだま) 約50分
名古屋−熱海(ひかり) 約1時間25分
新大阪−熱海(ひかり) 約2時間30分
■特急踊り子
東京−湯河原 約1時間15分
■快速アクティ
東京−湯河原 約1時間30分