楽天トラベルトップ > 地域活性化プロジェクト『旅頃-たびごろ-』 > 冬の加賀温泉郷でほっこり。
共同浴場とは思えないほど近代的な美しさが魅力の片山津温泉総湯。柴山潟の湖底から湧く、ミネラル成分たっぷりの温泉は、保温効果があり湯冷めしにくく、冷え性に効果があるとされています。日に7度色を変えるといわれる美しい湖面と、ライトアップされる浮御堂や大噴水を眺められます。
新名所の「総湯」はまるで美術館のようなモダンな佇まいと、ガラス張りの開放的な館内がステキ。浴室は毎日男女入れ替わりの「潟の湯」と「森の湯」が。「潟の湯」からは柴山潟と浴槽が繋がっているような幻想的な感覚を楽しめます。総湯2Fには癒しのひと時を過ごすためのカフェも完備。
片山津温泉の守護寺として、温泉街の隆盛を見守ってきた愛染寺。縁結びの御利益で知られる「一心絵馬」は、赤いハートの裏に願いを書き、形の合う絵馬本体を探しはめるというもの。ぴったりはまる絵馬が見つかれば、きっと願いも届きそう。
霊峰白山の全景を映し出す柴山潟に浮かぶ御堂。柴山潟のほぼ中心には、高さ約70mのダイナミックな水の華を咲かせる日本有数の巨大噴水が設置されています。夜は浮御堂と噴水がライトアップされ幻想的な世界に。
山代温泉は、芸術家、文豪、美食家など名だたる偉人に愛された開湯1300年の古湯。ていねいに手入れされ、まもられてきた紅殻格子や赤瓦、木看板、風情のある御店たち。ノスタルジックだけど新しい、不思議な魅力にあふれる「山代温泉」へ。
山代温泉には2つの総湯(共同浴場)が。加水なし100%源泉を楽しむ「総湯」と、明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく“湯あみ”という入浴方法も再現した源泉かけ流しの「古総湯」。良質の新鮮なお湯と、色硝子から差し込む光が時代を前後させてしまうような、そんな2つの総湯へぜひ。
芸術・美への追究に生涯をささげた魯山人が、大正4年の秋から約半年間住まわった「山代の別荘」。それまで書・篆刻を主としていた魯山人が、陶芸の才能を開花させた場所がこの地であると言われています。現在「いろは草庵」と名を変え、魯山人やゆかりのある方々の作品が一般公開されています。
江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡(国指定史跡)は、発掘された状態のまま公開されています。施設内には他に、昭和15年に作られた九谷焼としては現存最古の登り窯と、明治30年代に建てられた九谷焼窯元の工房として使われていた展示棟があります。展示棟内では、企画展(年4回開催)や、絵付体験、蹴ロクロ体験も行っています。
松尾芭蕉が八泊九日という、異例の長期逗留をしたと言われています。山、川のせせらぎ、湯の香り、五感の癒しが得られる地です。泉質は、カルシウム、ナトリウム一硫酸塩泉。低温のさらりとしたお湯が特徴です。
「奥の細道」の途上訪れた芭蕉もいたく気に入って、「山中や菊は手折らじ湯の匂い」(この湯につかるだけで長生きできる)と詠んでいます。地元の方々が利用しているため、飾らない人情に触れることもあります。総湯は、菊の湯と呼ばれ男湯と女湯が別棟になっています。
山中・輪島・金沢と、石川には3つの漆器産地が。その中でも薄挽き、加飾挽きなど、ていねいな木地師の技がいきるのが「山中漆器」。丈夫で使うほどに美しく、見えない部分に手間と時間をかけています。
山中節の歌と踊りが愉しめる劇場として、観光客の目を愉しませています。緞帳には、山中温泉の歴史を描いた「山中温泉縁起絵巻」の入浴場面を266色の色糸で表現した作品が舞台を華やかに彩ります。漆塗りの柱や格子戸風の壁面、蒔絵を施した格天井など山中漆器の粋を集めた格調高い造りです。