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楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #34 ココロとカラダに効く「おんせん県」おおいた

FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

「おんせん県」を名のれるほど、歴史深く種類多く沸く名湯にめぐまれた地、大分県。 憧れの温泉地、由布院でお肌をうるおし、宇佐神宮と久住高原で自然のパワーを浴び、仏の里・国東半島で心を整える。大分へ身も心も美しくなる秋旅に出ませんか。

photo by Nobuyuki Kobayashi , realization & text by Junko Ogino

#34 温泉でうるおい、自然のパワーを浴び、仏の里で心を整える。「日本一のおんせん県」で身も心も美しくなる秋旅へ

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「おんせん県」を名のれるほど、歴史深く種類多く沸く名湯にめぐまれた地、大分県。 憧れの温泉地、由布院でお肌をうるおし、宇佐神宮と久住高原で自然のパワーを浴び、仏の里・国東半島で心を整える。大分へ身も心も美しくなる秋旅に出ませんか。

大分に到着後まず向かったのは憧れの温泉地、由布院。別府温泉に次いで全国2位の湯量を誇るのだそう。由布院駅から金鱗湖まで続く湯の坪街道は、人力車が走っていたりレトロな趣を残しています。

可愛いお土産物屋さんやお洒落なレストランなどが軒を連ねる風情のある街並みは、目的を決めずぶらりと歩く街散策を楽しませてくれます。

散策途中で見つけた可愛いクラフトアート。温泉につかるお猿さんの極楽顔がとてもかわいいくてほっこり。

お昼は「由布まぶし 心」さんで豊後牛のサーロインのみを使った「豊後牛まぶし」を。厳選された由布院産の食材とふっくら炊きあがったご飯の相性は抜群。最後にだし汁をかけてお茶漬けにしてサラッといただくのも◎

こちらも人気メニューの「地鶏まぶし」と「鰻まぶし」。友達とそれぞれ頼んでシェアしてもよさそう。

「ひとつひとつこだわってお客様にお出ししているんですよ」と素敵な笑顔で迎えてくれた奥様。美味しい食事はもちろん明るい人柄にも惹かれます。

散策に疲れたら足湯を堪能。「ゆふいんホテル秀峰館」さんでは敷地内にある足湯を無料で楽しめます。ほっと一息つけば足の疲れもすっと飛んでいきます。

その後向かったのは、湯宿「梅園」にある、モダンな空間のカフェバー「えんじ」 。カウンターからは梅園の庭園が見渡せ、コーヒー片手に大きなガラス窓を見上げると、まるで森の中にいるような気分に。

上品な空間にふさわしい上品なスイーツ。由布院野菜を使用したランチや美味しいお酒をいただきにまた訪れてみたい場所になりました。

「梅園」の売店ではオリジナルフレーバーティや小倉織の小物などのお土産物を買うことも。

この日宿泊したのは、「由布院温泉 旅館 ゆふいん花由」。由布院で一番の高台に位置するという宿からは由布岳を一望。早速絶景露天風呂につかってお肌を潤します。アルカリ性のお湯は肌をすべすべにしてくれて、湯上りにも化粧水いらずなほどでした。

翌日向かったのは、全国に4万社あまりある八幡様の総本宮「宇佐神宮」。自然豊かで、まるでひとつの森が神社になっているようなお社。木々の深い緑と鮮やかな朱色がとても美しかったです。

参道の途中でみつけた夫婦石。夫婦仲良く手をつないでこの三角の石に乗ると、末永く幸せな二人でいることができ、独身の方は良縁に恵まれるといわれているのだとか。

一乃御殿から三乃御殿まで順番にお参り。不思議なことにここでの参拝方法は「二拝二拍手一拝」ではなく「二拝四拍手一拝」。全国でも出雲大社と宇佐神宮のみの拝礼作法なのだそう。

本殿の向かいにある、樹齢約800年といわれるご神木。手を当ててパワーをいただきながら願い事を。

縁結びのパワースポットとも知られている宇佐神宮内にはよく見るとハートマークがたくさん!恋愛のご利益を期待してしまいます。

宇佐でお昼にいただいたのは大分名物のとり天定食。さくっとした衣とかぼすの酸味がよく合っていて美味しかったです。

次に向かったのは、見渡す限りの広大な草原が広がる久住高原。高原ならではの清々しい空気の中、深呼吸をして自然のパワーを思いっきり吸い込めば、スーッと力が抜けて心地よい気分に。

この日は大自然の中に佇む「レゾネイトクラブくじゅう」さんに宿泊。自然と調和するように作られたコテージタイプのお部屋はぬくもりを感じます。一棟丸ごと貸切ができる「稲星の湯」では星空を眺めながら温泉を楽しめ、開放的な空間で茶褐色のお湯に浸かれば旅の疲れも癒されていきます。

夜も更けてきた頃、宿の裏手にある小高い丘に星空観察へ。空気が澄み、湿度が低く、明かりが無いという星空観察の三大好条件を満たしているので、今まで見たこともないくらいの満点の星空が迎えてくれました。時間を忘れて星空を見つめていると日頃の悩みも飛んでいってしまいました。

翌朝宿をチェックアウトした後に立ち寄ったのは直入の清滝。その名にふさわしく岩清水が細雪のように優雅にゆっくりと滝壺に降り注ぐ姿は壮観。滝壺のすぐそばまで歩いていけるので朝の清々しい空気の中マイナスイオンをたっぷりあびることができました。

この旅の最後に向かったのは大分県の北東部に位置する国東半島。古くから、仏教文化が栄えた国東半島は今でも「仏の里」と呼ばれ、たくさんの史跡が残っている神秘の地。自分自身と向き合って心を整える。そんな時間を求めて「泉福寺」さんを訪れました。

笑顔で迎えてくれたのは470代目のご住職。素敵な笑顔と穏やかな語り口で境内を案内してくださいました。

最近は若い女性もよく訪れるようになったという座禅体験へ。座禅堂の静謐な空気の中、正しい姿勢とお作法を教えていただき目を閉じれば、いつしか周囲の物音も雑念も消え、不思議に心が落ち着きます。

次に写経体験。ご住職にお手本のお経をいただき、般若心経を無心でただ写すことに集中して、一字一字を書き写していきます。

最後に自分のお願いごとを書き添えます。良縁をお願いすると、「ただ願うだけでなく、お願いごとに対して、努力する姿勢が大事」とご住職のありがたいひとことをいただきました。

お寺のお手洗いに貼ってあったご住職の書。日頃から気を付けていこう、と気が引き締まる思いがしました。

次に向かったのは日本三大文殊として知られる文殊山の山腹にある「文殊仙寺」。こちらでは国東で採れる季節のものをつかった精進懐石をいただきます。

美しく朱色の器に盛られたお料理はどれも素材の味が最大限に引き出されていて優しいお味。住職自らがお米を育てたご飯もふっくらとしていて美味しかったです。

一品一品丁寧にお料理を作られるご住職の奥様。元は40年以上前に交通の便の悪かったお寺から帰るのに困った参拝者にお出していたのが始まりだそう。

こちらも奥様の手作り、奥の院から湧き出ている霊水「知恵の水」を使って作られている「知恵の羊羹」。これをいただけば知恵を授かれるかも、と期待してしまいます。

樹齢約1,000年のケヤキや樹齢約400年のスギをはじめとする巨木が立ち並ぶ自然林は、大分県の天然記念物に指定されているのだそう。今回、良質の温泉や自然、古くから伝わる信仰の心に触れ、身も心もすっかり癒される旅になりました。

今回訪れた場所
  【大分県由布市】
由布院温泉 朝霧のみえる宿 ゆふいん花由
住所:大分県由布市湯布院町川北913-11
    【大分県由布市】
由布まぶし 心
住所:大分県由布市湯布院町川北5-3 2F
    【大分県由布市】
ゆふいんホテル秀峰館
住所:大分県由布市湯布院町川上2415-2
 
  【大分県由布市】
えんじ
住所:大分県由布市湯布院町川上2106-2
    【大分県宇佐市】
宇佐神宮
住所:大分県宇佐市南宇佐2859
    【大分県竹田市】
直入の清滝
住所:大分県竹田市大字長湯
 
  【大分県竹田市】
くじゅう高原温泉 レゾネイトクラブくじゅう
住所:大分県竹田市久住町大字有氏1773
    【大分県国東市】
泉福寺
住所:大分県国東市国東町横手馬場1913
    【大分県国東市】
文殊仙寺
住所:大分県国東市国東町大恩寺2432