坐忘の湯
昔から笛吹川の周辺は、神楽や獅子舞など神事芸能が盛んで、それが神や仏を引き寄せたのでしょう。ある日、笛吹川のほとりの洞窟に、八人の仏が集まり、なにやら相談ごとをしていました。その相談とは、男女ともによく働き、神仏を大切にするこの土地の人々になにか贈り物をしてやろうということでした。 その結果、仏たちは温泉を湧きださせることにしました。人々はこの湯に入って疲れた体と心を癒し、日頃の忙しさをひととき忘れ、健やかな日々をおくるようになりました。 そして時が経ち、笛吹川の辺りに「坐忘」誕生。 多くの皆様にこの尊い湯を楽しんで頂けるようになったのです。