華蔵寺(けぞうじ)『忠臣蔵』では赤穂浪士に討たれる悪役として描かれる吉良上野介義央公ですが、実際に悪人ぶりを示す資料はほとんど残っていません。地元吉良町には、義央公が築いた黄金堤(こがねづつみ)を始め、義央公が寄進した文化財等も多数残り、今でも名君として慕われています。
華蔵寺の吉良家墓所には義安以下、代々の墓が立ち並んでいます。毎年、吉良公の命日である12月14日には毎歳忌法要が行われ、たくさんの参拝客が訪れます |
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源徳寺(げんとくじ)『吉良の仁吉』の菩提寺です。幕末の侠客 吉良の仁吉は18歳から3年間、清水次郎長の下で過ごし、後にわずかな恩に報いるため戦に挑み、28歳の若さで亡くなる。義理と人情の仁吉といわれる所以である。仁吉の一周忌に清水次郎長が建立したといわれている墓には、没後140年以上たった今でも全国よりファンが線香を手向けて行く
毎年6月の第1日曜日には吉良の仁吉を偲んで「仁吉まつり」が行われる。 |
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金蓮寺阿弥陀堂【国宝】源頼朝が三河国守護安達盛長に命じて建立させた三河七御堂の一つといわれるが、建築の特徴からは鎌倉時代中期の築造と考えられている。県内最古の木造建造物で、昭和30年国宝に指定された。深い軒と緩やかな屋根の曲線が、見る位置によって異なる表情を見せる |