社会人になると、ますます山に行くようになって・・・その当時、ペンションのようなスタイルにも出会って。 自分の中で 山小屋はムリかもしれないけれど、山麓のような場所で、ペンションをやるという暮らしができるかな? ・・・なんて思いつき。とりあえずは、自分で料理をお出しするなら!と1年調理師の学校に通って学んだりして。 (今回オープンしてから日々の暮らしに、この時の幾つかが生かされているかな?と思ったりしますが) |
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その当時は20代後半で、お金も無く、 良きパートナーも無く、 場所にも出会えず・・・ 果てしない「夢」に終わりました。 その後、御岳で偶然出会った 阪口と結婚して・・・ (勿論、山登りは続けていました) しかし、阪口が39歳の時に病気になり、 幼い子供たち3人を残して亡くなりました |
この時も、何とか自分ひとりで出来る規模で「ペンション」をやろうかな?と 企画したのですが・・・なかなか決心つかない所があって、 実現に至らずに、相変わらず、山はそれなりに歩いていたものです。 体調が悪く、足・腰が痛み出して治療を探していた時に 「元気になったら、残りの人生を心残りなく過ごすにはどうしようかな?・・・・」と 間もなく 60の還暦を目の前にして、今までと これから先を 考えるようになって。 やはり「ペンション」をやってみよう!!と 特に何の力も無かったのですが、一大決心してスタートしました。 |
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よく「山」に来ると 例え1泊でも なんかもっと長く過ごしたような・・・ ゆっくりできた という満足感があって、私には心地良くって・・・。 こんな感じの場所・空間を できるだけ多くの皆さんにも一緒に味わってほしいと願っています。 蓼科に決めたのは、入山する人も多く、北八つはその中でも1番親しみやすくて過ごしやすく、 なじみが深い場所だったので。 誰でも案外、容易にここまで来れるというロケーションで、とりわけ私は気に入ってます。 |
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ひこう船は、名前を考える時に、『 天空の城 ラピュタ 』の海賊船を 生前、阪口が図面を描いたり、 模型を作ったりして子供たちと遊んでいた記憶から ・・・その時の図面からイメージして名付けました。 まあ 本物のひこう船のように 軽く 飛べたら・・・とも 思ったりしてます。 『 飛んだ 飛んだ、ひこう船が飛んだ・・・ 』 と メッセージを届けてくれた方がいます。 実際、ここで過ごした方々が、何か 心が軽くなって 元気になって また明日に向かって飛び立っていけるよう願っています。 オーナーより |
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