湯田温泉 湯別当 野原

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●室町時代 1396年に開山した「禅昌寺」です。開基は、国宝瑠璃光寺五重塔に祀られている「大内義弘」。大内文化を語る上でも、
 大内義弘が建立したこの「禅昌寺」と、大内義弘の供養塔である「国宝瑠璃光寺五重塔」は、縁深いものということができます。



●写真と文で、禅昌寺をご紹介させていただくのは、湯別当野原を定宿として創作活動をさせていただいていいる、泰巌(たいがん)です。
 わたしは、写真と文章と音楽を通して表現活動をさせていただいており、湯別当野原さんではもロビーに常設のフォトギャラリーを戴き、
 ご夕食時には生演奏をさせていただいております。



●また、私、泰巌は、独自の流儀によります「禅茶道」を志し、旅館内の一室に戴いております「禅茶坊かわせみ」にて、
 時おりお客様をご接待申し上げております。私、泰巌にご興味のあるお客様は、ご予約の折に旅館の方へお申し込みください。
 なお、茶室は湯別当野原のご当主のご好意によりお借りしており、私自身の心情といたしましてもお金はいただいておりません。
 私を訪ねてこられたお客様と、私「泰巌」との出逢いと歓談の茶席として、おもてなししております。



●禅昌寺の山門前には楓の木があり、5月のこの時期には新緑が目にも鮮やかに季節の彩を魅せてくれます。
 そして、それらの緑の中にあっても、ひときわ目を引くのが新緑の時期から紅色を見せるもみじです。



●禅昌寺の裏山からは豊かに湧き出る清水の水脈があり、境内を引き回されて山門の外へ流れ出ていきます。
 境内にはそこかしこから清水の水音が聞こえ、清らかな水によって潤された木々が季節ごとの表情を見せます。



●禅昌寺の山門は、四対の柱による大門づくりで、威風堂々とした格式を漂わせます。
 また山門の左右には回廊が設けられ、雨の日も本堂まで屋根に守られた回廊を歩くことが出来ます。



●禅昌寺の紅もみじには、この時期に早くも種が結実していました。
 皐月の陽光に照らされた真紅の色は、あたかも命を象徴するかのようでした。



●自然の色は神仏から授かった色、そして美しさ。
 全ての人に対して、その美しさを、わけ隔てなく魅せてくれます。



●禅昌寺の開山忌は、七月の十八、十九、二十日です。
 多くの人でにぎわいます。



●禅昌寺の山門前をくぐると、池の石橋越しに本堂が見えます。
 山門をくぐったそのときから、禅寺らしい静寂な空気が漂います。



●池にかかる石橋は趣のある太鼓橋です。
 本堂に向かって池の右手には鐘楼があり、五月には藤棚の野田藤が見事です。(撮影は21年4月30日)



●私は藤の花が大好きです。
 長く下垂する花房、先端がまだ蕾のこの時期がもっとも美しく感じられます。



●石の太鼓橋を渡ると賛同の石畳と静寂を極める本堂前。
 この静寂感は、音として耳に感じるだけではなく、視覚的にも感じられるのです。



●本堂におまいりした後は再び、藤をめでて眺めます。
 見ている場所は、池に対して藤棚の対岸です。



●もう一度藤棚に行って見ます。



●藤棚の下はほのかな藤の花の香りに包まれています。



●皐月の陽光をいっぱいに浴びて、華やかそのもの。
 しかし、そこはかとない奥ゆかしさを併せ持つのが藤の花です。



●藤の花は虫がつかないことで知られる数少ない花木。
 だからこその棚仕立てです。熊蜂のようなハナアブが集まりますが、大丈夫です。



●藤棚から太鼓橋の向こうに見えるのは、「大慈殿」という観音堂です。
 それは美しい観音様がおられます。



●背後に木立を控え、銅板葺きの屋根の美しい曲線美が印象的な「大慈殿」。
 その前には大きな香炉が設えられて、お香の香りが漂います。



●金色に彩られた大慈殿の文字。



●端正なお顔だちの聖観音さまです。
 この角度からは、女性的な優しさと優雅さが漂います。



●正面から拝む聖観音さま。そのお顔は慈悲と威厳に満ちています。
 また、八頭身という均整の取れたその姿は、現代の美的価値観に照らしても、美しいの一語に尽きます。



●この聖観音立像の作者は近世日本彫塑界の第一人者「北村西望」氏の謹作として知られています。
 「北村西望」氏は長崎の平和公園の青銅製の男子裸像、広島平和公園の聖観音立像が代表作として知られています。



●大慈殿の脇に設けられた句碑です。



●最後までごらん戴き、ありがとうございました。
 これからも、湯別当野原さんのご好意によりこのスペースをお借りして、大内氏縁の名称をご紹介いたします。
 写真と文・・・泰巌。






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