明治17年創立の結東小学校は、長く集落の心のよりどころとして親しまれてきましたが、過疎化とともに生徒数が減り、平成4年に108年間の歴史の幕を閉じました。 結東集落はかつて極僻地がゆえに義務教育免除地にしていされていた地域の一つだったことから、痛みに耐えながら教育の礎を築き上げた集落の人々にとってはこの平行は断腸の思いでした。そこで、校舎の再利用が強く望まれた平成5年、『かたくりの宿』として生まれ変わる事にまりました。秋山郷の玄関口として大地に根をはり、雪深い自然と独特な文化に触れられる体験交流施設として再出発しました。集落の人々はこのかつての校舎に多くの方々が訪れる事を楽しみにしています。 | ||||