十和田湖畔温泉
「住まば日の本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬 三里半」。明治の詩人・大町桂月は、軽快な語呂に乗せて十和田湖を世に紹介した。12万年前に形成されたという二重カルデラ湖、十和田湖。透明度12.5m、周囲46.2km。田沢湖、支笏湖に次ぐ327mの深さ(最深部)を誇る。さらに、十和田湖に源を発する全長約14kmの奥入瀬渓流。深い自然林に覆われた渓谷は、変幻自在に表情を変える流れと絶壁を滑り落ちる幾多の滝が、遊歩道を散策する人々を魅了する。その奥入瀬渓流の入口、子ノ口から十和田湖上遊覧船で渡った休屋地区に湧くのが十和田湖畔温泉だ。